ひたすら不気味な化け物女
口裂け女のようだけど何か違う? 座敷女はなんなのか? ただの人間なのか妖怪の類なのか? んーひたすら不気味で後味最高の漫画
雷のなる深夜、森ヒロシはドンドンという音で目が覚めた。外を覗(のぞ)いてみると、隣の部屋の前に、ロングコートにロングヘアー、紙袋とバッグを提げた異様な大女が立っていた。翌日から、突如その大女に付きまとわれるようになった森。サチコと名乗る女の行動は次第に異常さを増してきた。彼女の目的は何?そして彼女は何者!?ひたひたと迫りくる恐怖に、あなたは耐えられるか?望月峯太郎の傑作ホラー!
一回目に読んだ時は「ひええ〜怖ええ〜!」とただただ震えますが、二回目からは「なんてよく出来たストーリーなんだ…!」という感動も生まれますね。ホラー映画というよりは学校で友達から聞く怪談の怖さに近いんですが、絵で全部見てるはずなのに想像力が掻き立てられるような演出があってより怖くなります。そういえば口裂け女だって人間なのか人間じゃないのか分からない存在でしたね。「座敷女」も創作の域を越えて本当の都市伝説になっていてもおかしくないのに…!こういう怪談の「オリンピック選手並みの身体能力で追いかけられる」はあるあるですが、主人公の友達が互角に戦えてるの面白くないですか?