ゲームを作る人たちの話
趣味でポチポチとゲームを作っていた根暗な女の子。 リリースを世界に発信したSNSアカウントの存在が、クラスメイトにバレてイタズラというか、イジメに近い形で拡散される。 下手な作品だと笑われて終わりだったはずが、作品の出来映えの良さに、内輪だけでなく、本当に世界へ拡散され… 出だしは酷いが、才能が発掘され、すばらしい才能の成果物が広く共有され、彼女を育ててくれる環境もあり、非常に夢があるストーリー。 私にもそんな才能が欲しかった。 読んでいておもしろいところは展開のどんでん返しもあるが、主人公が人を否定しないところだと思う。 相手を受け入れ、ゲームづくりに昇華していく。 その過程で相手の心も救う。 ゲームを作る人はやっぱりゲームが好きで、ゲーム作りは苦しいけど楽しいんだな、ということが強く伝わってくる作品。
「これだからゲーム作りはやめられない!」が好きだったので、こちらも読了。
前作同様、ゲーム業界の話で、天才ゲームクリエイターな少女が主人公の話。
学校では根暗でどんくさい彼女だが、初めてつくったゲームがいじめでクラスメイトのSNSでアップされたら世界中でヒットし、そこからゲーム会社のプロデューサーにスカウトされ・・・という流れ。
その会社には、新卒で目をかけられた同じく天才的な女性がいて、
最初は敵対するのかな?と思ったら、良きライバルのような関係になりそうで、1巻終了。
今後の展開が楽しみになってきました。
自分自身ゲームが好きなので、よくわかるんですよね。
今までにない体験を味わう感覚とか、面白すぎて没頭させられる感じとか、濃厚なストーリーとか、本当に創った人は天才だなとシミジミ思わされて、たぶんそれに近いことなんだろうと読んでて思いました。
特に、クローズするオンライゲームのラストイベントのアイデアを出す話では、初代の製作者に対するリスペクトの姿勢は純粋に感動しました。
いいですよね、
こういう次代にしっかり継承されて、より良くなっていく感じ。
現実でもありますよね。
例えば、FF7のリメイクがヒットしていますが、
あれは20年以上前の、オリジナルFF7をプレイした人が沢山製作に関わっていると、なにかの記事で読んで感動したんですよね。
自分も感動した人間の1人なので、同じような体験をした人が、今度は中に入って創り手にまわる。
熱量ってのはこうやって人に伝染し、次代にむかって、より進化していくんだなと痛感しました。
そういった、モノ作りの素晴らしさも味わえる作品です。