あらすじ“『カラフル』の完全版リリース”という新ミッションを須賀から告げられたまどかは、追加要素を考えることに! しかし、いいアイデアが浮かばず…。新卒研修の慰安旅行先で、星良に相談しようとするが、彼女はまどかを避けているようで…? 一方、SNS上では『カラフル』の作者を名乗る者が現れた。『カラフル』を奪おうとする者とまどかはどう戦うのか――!? 世界から見出された一人の少女・虹野まどかの物語、最終巻! ※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※
趣味でポチポチとゲームを作っていた根暗な女の子。 リリースを世界に発信したSNSアカウントの存在が、クラスメイトにバレてイタズラというか、イジメに近い形で拡散される。 下手な作品だと笑われて終わりだったはずが、作品の出来映えの良さに、内輪だけでなく、本当に世界へ拡散され… 出だしは酷いが、才能が発掘され、すばらしい才能の成果物が広く共有され、彼女を育ててくれる環境もあり、非常に夢があるストーリー。 私にもそんな才能が欲しかった。 読んでいておもしろいところは展開のどんでん返しもあるが、主人公が人を否定しないところだと思う。 相手を受け入れ、ゲームづくりに昇華していく。 その過程で相手の心も救う。 ゲームを作る人はやっぱりゲームが好きで、ゲーム作りは苦しいけど楽しいんだな、ということが強く伝わってくる作品。