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サタノファ女塾
1年以上前
『大巨人シン・しぐまの逆襲』― 特報!!! しぐまの失われたチンポは、宇宙エネルギーによって 大復活する! 復活チンポの驚くべき大きさ!太さ!固さ!弾力! 艶にも荘厳な磨きがかかっている。 その巨大チンポの破壊力たるや、ゴジラの尻尾攻撃 とも肩を並べるのだ。 ブルンブルンと振り回せば、巨大ビルなど瞬く間に 粉砕する。 名付けて「スーパーチンコ当て身」だ! 地面の敵は「スーパーチンコ払い」で一掃する! 障害物も「スーパーチンコ頭突き」で突進する! 極め付きは飛び道具の「スーパーザーメン」だ! これをチンポから発射し 上空の敵を撃ち落とす! さらに粘着力で動けなくする。これはモスラの糸攻撃 にも比肩する。 シン・しぐまは向かう所 敵なし。 無双のチンポ その雄姿、とくと想像されたし! ところが、致命的な弱点があったのだ。 壮大なチンポ故に、チンポを持て余してしまうのだ。 チンポが巨大過ぎて、体が振り回されてしまうのだ。 結局、しぐまはいつも 「チンポに振り回された人生」 を送ってしまうのだった。(笑) (TPOをわきまえずに 下品な言葉を連呼してしまい  ました。 マンバ殿、どうか平に平に…)

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シャングリ=ラ

緻密に美麗に描かれる宇宙のディストピア #1巻応援

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兎来栄寿
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『テヅコミ』にも『メトロポリス』の二次創作を寄稿していたマチュー・バブレ氏が2016年に出版したディストピアSFです。先月に邦訳版が発売され、その電子版もこの度配信され始めました。 太陽が超新星爆発を観測しようとする青年からスタートするプロローグ。そこから100万年後のお話としてストーリーが始まるスケールの壮大さにまず惹かれます。 広大無辺の宇宙空間における、ちっぽけな人間にとってはあまりにも巨大すぎる現象も含めて、美しいヴィジュアルで物語られていきます。 バンドデシネらしい緻密な画風で、ほとんどのコマが背景までみっちり描き込まれているので物語への没入感を強く高めてくれます。コロニーの中の小さなユニットでの生活が見てとれるような描写など、好きです。 「音楽は? 文学 芸術…学問は? それは無から心の奥底から立ち現れる恩寵の輝き 人間は消費のみの存在ではない」 といったセリフに見て取れる言葉選びも好きです。 とある衝撃的なシーンと、そこで爆発する感情には大きく心を動かされました。どんな遥かな未来となりテクノロジーが進歩しようとも、人の人たる所以ら変わらないのはSFらしいテーゼを感じられるところです。 反物質、ホモ・ステラリス、アニマロイドなどさまざまなSF的単語が飛び交いながら、ドラスティックに進んでいくドラマに、気付くと夢中になってページを捲っていました。 ハードで骨太なSFを楽しみたい方にお薦めです。
それでも天使のままで 【単行本版】

仄暗い底で剥がされる心と魂の瘡蓋 #1巻応援

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兎来栄寿
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小骨トモさんの2冊目となる短編集です。 それぞれ発表時に話題になった「リカ先輩の夢をみる」、「それでも天使のままで」、「あの嫌いなバンドはネットのおもちゃ」の短編3作に加え、今回の単行本で先行収録となる「先生のクモのイト」の4篇が収められています。 「先生のクモのイト」は、「あの嫌いなバンドはネットのおもちゃ」に連なる作品となっています。 全体的な読み味としては、1作目の『神様お願い』と同様です。表紙絵のようにベースの絵柄は丸っこくてかわいらしいのに対して、剥き出しの″人間″が顕にされる中身の鋭利さたるや。 最初の「リカ先輩の夢を見る」からして、精神的に余裕があるときでないと食らいすぎるので読む時分とコンディションは選びたい作品です。果てしなく深い共感と、そこに隣接する絶望的な感情。読みながら魂が汗をかき血涙を零します。 1篇だけでも抉られるのに、1冊を通読したときの痛痒感といったら。 心の瘡蓋をガシガシと剥ぎ取られ、傷口をグリグリと穿られるような、そしてそれが痛みだけではなく何か他の感情をも催してくるような。 同じ経験をした訳ではないのに、どこか記憶の奥底にある罪悪感を喚起され撫ぜられるような部分もあります。 鋭敏なセンスが昏い輝きをもって溢れている短編集で、ダウナーな気分に浸りたい方やそうした作品が好きな方にお薦めです。
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