5.0
star
star
star
star
star
かつて人気アイドルとして名を轟かせた五月メイでしたが今はコンビニのアルバイトとして過ごす日々…。そんななか、彼女の大ファンだった嶺田不二子と偶然にも再会し、今度は不二子とともに夢を目指すことに。
不二子自身、メイの輝きによってアイドルになることを決めたひとり。その不二子の声がメイの夢を再び呼び覚ますのは王道でグッと来る展開です。
アイドルものとして特徴的なのは作詞、作曲、振り付け、広報など「自分たちで全部やる!」という自家製アイドルグループとして活動していくところでしょうか。この辺はすごく今っぽい気がして面白いです。
家族の前で居心地が悪そうなメイのようすなどざわざわするようなリアリティと、夢に向かって再点火するエネルギーが爆発する爽快感の両方が味わえる分厚い作品でした。早く2巻読みたい!