この全2話の漫画の登場人物は、主人公の男・立花、同僚の女性・田中、そして課長の3人。
内容的には、立花が田中さんにはめられて一夜の過ちを犯してしまう話で、簡単にいうと浮気するクズ男撃退!的な感じなんですけど、個人的に、この話の"真のクズ"は課長だと思うんですよね。立花がセックスレスに悩んでいるときにしたアドバイスは一理あるかもなって思ったんですけど、その後の言動が最悪すぎて断罪するならむしろこっちだろって思いました。
だから、そのせいで田中がちょっと可哀想だと思ってしまった。w
恋と地獄【コミックス版】
“立派に生きる”と“死ぬ”の間にはたくさんのだらしない生き方がある――。99%実らないと分かっていても1%にすがりつく既婚者との恋を描いた「堕ちなばもろとも」。一人のサレ妻がジョーカーへと変貌する「完膚なきまで」を収録。恋に落ち、愛に溺れ、地獄に堕ちる電子版超ヒットの恋愛オムニバス。
モノクロイエスタデイ
今井大輔の短編集。デビュー作、受賞作、未発表作etc...5作品収録。「オセロ」雪で埋まる田舎の高校。卒業間近。コモとロクは、ユッコの部活の終わりを、誰もいない教室でオセロをしながら待っている。コモにとって、ユッコは親友、ロクはその彼氏...。いつもの放課後、コモの秘めた想いが溢れて、ロクとオセロで賭けをする…。恋と心のオモテウラ。「ロッキンオン」中学生のロクは、父親の見舞いで訪れた病院でナナに出会う。ナナは病院から出られない自分の代わりにCDを買ってきてほしいとロクに頼む。キラキラとした表情で音楽を語るナナがロクに強引に貸したCDはロクには響かなかった…。恋未満。夏の物語。「モノクロイエスタデイ」高校3年。みんな進路を決めていくのに何も選べずにいる岡崎。ある日、同級生のヒロに写真の現像に誘われる。その夜、自転車の二人乗りで連れていかれた場所は畑の農具小屋。中に入ると手作りの暗室になっていた。そこで初めて岡崎は夢へと踏み出そうとするヒロに触れる…。小学館コミック大賞入選受賞作。「隙間」妻と別れ、一人息子と暮らすサラリーマンの男に、ある日突然“隙間”が開いた。孤独という条件で、誰にも必要とされなくなった人間に開く“隙間”。その中からこちらを除く謎の男にサラリーマンの男は隙間へと引きずり込まれていく...。今井大輔のデビュー作。「インスタントランナー」走らない男の子と、走れない女の子。それぞれ高校のクラスで孤立した二人が、ふと心を通わせる。未発表作品。