この全2話の漫画の登場人物は、主人公の男・立花、同僚の女性・田中、そして課長の3人。
内容的には、立花が田中さんにはめられて一夜の過ちを犯してしまう話で、簡単にいうと浮気するクズ男撃退!的な感じなんですけど、個人的に、この話の"真のクズ"は課長だと思うんですよね。立花がセックスレスに悩んでいるときにしたアドバイスは一理あるかもなって思ったんですけど、その後の言動が最悪すぎて断罪するならむしろこっちだろって思いました。
だから、そのせいで田中がちょっと可哀想だと思ってしまった。w

おじゃまします。
確かに、私は最初は課長が1番ひどいと思ってました。職場の若い女の子に性欲処理なんて言うか?!と。
けど、風俗で働く女性を「その道のプロ」と言っているあたり、女性蔑視とも言い切れないかもと思い、そして最後まで読んでみて、案外、課長は田中の醜悪さを見抜いた上で「性欲処理」と言ったのかなと思いました。

田中は自覚ないだろうけど、(だからこそザコなんだけど)偉そうに立花さんを罵倒しても、言った言葉全部自分に返ってきているんだから。。
よく自分で言っててダメージ受けないなって呆れ半分感心します。
「私もクズですよ」のセリフはペラペラの免罪符。
本当は何も分かってないんですよ。

多分田中は男性に大事にされた経験がないんだと思うけど、大事にされないのも自分のせいだしなぁ…

長文すみません。

コメントありがとうございます!
改めて読み返した上で、確かに風俗のお仕事を軽んじないのと、性欲処理という発言、同じ人間とは思えないくらい矛盾してるように感じましたが

>課長は田中の醜悪さを見抜いた上で

という発想、自分にまったくなかったので「なるほど…!!」と思いました。田中さんの本性を知ってた(察してた?)のかもしれませんね、課長。

デスラブレター

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『ヒル』『クロエの流儀』ドラマ化で話題の奇才・今井大輔先生による ”イオンシネマコミック限定”の描き下ろし読み切り漫画。 毎日100枚以上のラブレターをもらう 学校一のモテ男である日野君は、 幼馴染のネネちゃんに7年間片想いをしている。 口ベタながらに勇気を出して告白するが・・・。 まっすぐ、まっすぐ、まーっすぐな恋の話。

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“立派に生きる”と“死ぬ”の間にはたくさんのだらしない生き方がある――。99%実らないと分かっていても1%にすがりつく既婚者との恋を描いた「堕ちなばもろとも」。一人のサレ妻がジョーカーへと変貌する「完膚なきまで」を収録。恋に落ち、愛に溺れ、地獄に堕ちる電子版超ヒットの恋愛オムニバス。

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日常と非日常を分かち合う、異種族恋愛譚。プールサイド。微かに匂う、塩素の香りに、鼻の奥がツンとする。何気ない青春、何気ない日々は突如、姿形を一変させる。「あの日、あの朝、オレのカラダは全く違うモノに変わってしまった…」高校1年生、水泳部の末森ケイが、カッパの少女・シズクに出会って、日常と非日常の狭間で揺れる。種族を超える、切なくもどかしい恋愛譚!!

モノクロイエスタデイ

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今井大輔の短編集。デビュー作、受賞作、未発表作etc...5作品収録。「オセロ」雪で埋まる田舎の高校。卒業間近。コモとロクは、ユッコの部活の終わりを、誰もいない教室でオセロをしながら待っている。コモにとって、ユッコは親友、ロクはその彼氏...。いつもの放課後、コモの秘めた想いが溢れて、ロクとオセロで賭けをする…。恋と心のオモテウラ。「ロッキンオン」中学生のロクは、父親の見舞いで訪れた病院でナナに出会う。ナナは病院から出られない自分の代わりにCDを買ってきてほしいとロクに頼む。キラキラとした表情で音楽を語るナナがロクに強引に貸したCDはロクには響かなかった…。恋未満。夏の物語。「モノクロイエスタデイ」高校3年。みんな進路を決めていくのに何も選べずにいる岡崎。ある日、同級生のヒロに写真の現像に誘われる。その夜、自転車の二人乗りで連れていかれた場所は畑の農具小屋。中に入ると手作りの暗室になっていた。そこで初めて岡崎は夢へと踏み出そうとするヒロに触れる…。小学館コミック大賞入選受賞作。「隙間」妻と別れ、一人息子と暮らすサラリーマンの男に、ある日突然“隙間”が開いた。孤独という条件で、誰にも必要とされなくなった人間に開く“隙間”。その中からこちらを除く謎の男にサラリーマンの男は隙間へと引きずり込まれていく...。今井大輔のデビュー作。「インスタントランナー」走らない男の子と、走れない女の子。それぞれ高校のクラスで孤立した二人が、ふと心を通わせる。未発表作品。

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四宮ユウキは高卒認定を取って大学進学することを志し、日々バイトと勉強に明け暮れていた。 ある日、いつものように夜勤バイトから帰宅すると、 部屋には刃物で腹を刺された見知らぬ男が座っていた。男は「やあ……」と口にするが――!? 完結より4年。WEB・アプリで人気となった話題作『ヒル』が新たな主人公とともに復活!

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佐倉葉子21歳。彼女は不当に手に入れた鍵を持ち、住人が不在の家を渡り歩いて、生活をしている。そんな葉子の前に、突然現れたのは、死んだはずの同級生・月沼マコト。彼の口から語られるところによると、葉子は知らず知らずのうちに「ヒル」と呼ばれる存在になっていたらしい。「ヒル」とは一体、何なのか?『SEED』の今井大輔が描く、新時代のドロップアウトストーリー、待望の第1巻。

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