いじめを咎めたところから外食産業の権力争いにまで発展する壮大な復讐劇。話としては至極単純だが、登場人物や起こる事件が今の社会を反映しているので、皆が普段感じている理不尽さや不満をスカッと解消してくれる。もともとは韓国の話であるため、細かいところで日本的な行動や台詞とは違っていて、新鮮味があった。「ディフェンス」は名シーン。

ドラマ版と比べると、原作は良くも悪くもあっさりしていて、どんどん話が進む(ドラマ版は原作者も脚本に参加していて、マンガ版の設定や展開的に物足りないところを補完して説得力を与えている)。また、ローカライズで人物名や土地が日本に置き換えられている。韓国ファンとしては原作のままが良かったと思うし、個人的に東京や六本木に持っているイメージとも整合しないが、大半の人には気にならないだろう。

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キャラクター(強い個性を持ったヒロイン)や舞台となる街の特別感は『東京ラブストーリー』を思い起こさせる。なのでやっぱり六本木でなく梨泰院のままが良かったと思うんだけど、原作の連載開始が2016年で、日本版は2017年。ドラマ化もされてなかったし第4次韓流ブーム前だからしょうがないか。

ろっぽんぎくらす
六本木クラス
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六本木クラス~信念を貫いた一発逆転物語~

六本木クラス~信念を貫いた一発逆転物語~

父の仕事の都合で転校した宮部新(みやべあらた)は、クラスメイトを助けるために、金城龍河(かねしろりゅうが)を殴ってしまう。金城は父が勤めるJGグループの会長の息子だったことから、新は高校を退学処分に。新は父ともに前を向いて歩き始めるが、父がひき逃げ事故に遭う。そして、クラスメイトの楠木優香(くすのきゆうか)がある事実に気づいて……。金城親子との悪縁、復讐、信念を貫き通す戦いは、ここから始まった!

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