ネタバレ
※ネタバレを含むクチコミです。
ピュアで不器用なふたりに胸キュン!!! 『1122』渡辺ペコ推薦!!! 「ヤンキー風味青年のよさをいまになって知るとは… 松虫さんありがとうございます!!(敬礼)」飯野朋子(はんのともこ)、略してパン子30歳。上司からのビミョ~なセクハラや同僚からの誘いを断れないのが悩み。近所の自転車屋で働く高橋くんはいつも距離が近いし、ちょっと強引なところもあるけど… 不思議と嫌じゃない。それどころか、普段は言えない本当の気持ちも彼にならぜんぶ話せる――。世話焼き年下ヤンキー×ちょいネガティブなアラサー女子のご近所ラブストーリー!
OLの飯野朋子は仕事にしろ飲み会などのお誘いにしろ、
周囲に気を使いすぎて頼まれたら断れない。
それでいて周りとは馴染めずストレスは溜まる一方。
自転車屋さんの高橋くんは一見チンピラなんだけれども、
それは、したいことしかしない、
自分にも他人にも嘘がつけない、
そういう性格で、他人をいらつかせる事もあるということ。
実際には高橋君は、困っている人をみたりしたら
ほうっておけなくて手助けしてしまう良い人なのだが、
それも含めて自分は好き勝手にやりすぎると自覚していて
自分の感情に素直に行動をしていながらも、
不必要なほどにヒケメを感じたりしている。
ようするにこの二人、どちらもメンドクサイ性格だ。
上手に人と向き合えない。
だがこのメンドクサイ二人が出会い、
互いをそして自分を開放して理解していくストーリーは
とても面白く、そして考えさせられる。
人と上手につきあうってどういうこと?
上手に付き合うことが正しいの?偉いの?
それでみな、幸せなの?幸せになれるの?
一見いい人が見方によってはそうでもない。
その人のしていることが、すべて、したくてやっていることで
それに満足しているというわけでもない。
そしてその逆だってありうる。
そういうものかもしれないと思ってしまう漫画。