フォントオタクの就活生・永見游が平安時代にタイムスリップし、かの有名な能書家・小野道風と出会う。
というあらすじだけで心掴まれました。
フォント当てと即興レタリングが特技で文字のデザインを愛してやまない游。
美しくて読みやすく多くの人に伝わる文字を作りたい道風様。
純粋に文字への愛で繋がっている2人のバディ感が魅力的です。さまざまな困難を乗り越えたり、トラブルを解決したり活躍するところをもっと見たかったです。
フォントに詳しくなれるし、文字に対する愛と感謝も深まるし、素敵な作品でした。
連載中に出会いたかったなあ、なんの力もないけどRTとかいっぱいして宣伝したかったなあと思いました。
(游にはあと20話くらい平安時代にいてほしかったので…17話じゃ庶民の識字率上がらないよ…)
「信長のシェフ」の感じには近いがタイムスリップはしておらず「飯が人間を作る」を信条にした足軽・弥八が食事で全てを解決していく。ただうまい飯を作って終わりではなく物事の根幹まで解決していき、同時にいろんな武将に使えながら出世もしていく。最初の九州の龍造寺だったが毛利家に仕官していた。食の蘊蓄と戦国時代のエピソードや戦と人情話がいい感じで組み合わさっており実はかなりの名作なのではと思ってる。第一部完らしいので第二部を待ってます!!