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表題作の「メロンパン」と次の「夢みたものは…」は主人公が変わりますが同じ学校が舞台の連作です。どちらも、思春期真っ只中、自意識の塊のような男の子と女の子が出てきます。メロンパンの方が読むの辛くなるかもしれません…思春期すぎて思わず叫びたくなる場面がたくさん。些細なことで顔が青ざめたり真っ赤になったり。胸の奥がピリピリするほどの若さが溢れてます。私くらいの年齢からすると、可愛いなぁという感想になってしまいますが…。
最後に載ってる「ベイビー・フィールズ」は、ある日目の前に現れた理想の女の子の素性を知ってしまった売れない漫画家が、恋と仕事に没頭して心と身体が壊れそうになってゆく話。どれも理想と現実の差に揺れ動く繊細な心情を描いた、少しセンチメンタルな短編でした。

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