単純に、「様々な才能が育て上げてきた実力の差」というのはあると思います。
手塚治虫やトキワ荘の面々から、鳥山明など少年漫画が最も売れていた時代の才能達が優れた作品を残し、それに刺激された次の世代の才能がさらに日本における漫画の裾野を広げ成長させてきました。

しかも最初期の作家達は戦争も経験した世代であり、技術面以上に、命や希望や絶望、世界や矛盾など、人の根源的な部分を深くテーマに刻み込んだ作品を残しています。
手塚治虫だけでも、そういったテーマ性の強さは質、バリエーションともに強烈です。

こういった才能達の基盤と積み重ねは、いうなればハリウッドで培われたアメリカの映画産業のように、一朝一夕で追いつけるものではないと思います。

確かに韓国や中国のマンガ、アニメ産業は、日本のそれに触れ、表面だけすくったような深みの無い作品が多く、誇大広告気味な面はあると思います。
ただ、産業としてしっかり確立していくのであれば、これから日本にはない発想を持った才能が、日本とは違う漫画の裾野を広げていくのかも知れませんね。

>確かに韓国や中国のマンガ、アニメ産業は、日本のそれに触れ、表面だけすくったような深みの無い作品が多く…

メインユーザーが若年層のウェブ連載において、大人気作品が日本で言うところの「なろう系俺TUEE異世界モノ」みたいなライトでエンターテイメント全振りのB級な作品になるのは正直当たり前だと思います。

火の鳥を10代に向けて描いて商業的に大成功を収めるかというと難しいですよね。

ランキングの順位次第で収入が車1台分くらい変わるらしいですし、漫画家だってお金を稼ぐために描いてるんだから、「誰にでもわかる深みの無い」売れ線のテーマを選ぶのは当然。

一度成功したあとだったら、作家もシリアスで重厚な読者にリテラシーを求めるような作品を描くチャレンジできると思うから、仰るように、あと10年もしたらもっと作品の幅が広がるんじゃないかなと思います。

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