漢方とか鍼灸って何にでも効く気がしません?
打ちのめされそうになったとき、悪の道に落ちそうになったとき、何かわからないけど巨大な力によってなんとなく救われたい。 わがままではありますが、人生にはそんな瞬間もあります。そんなひとたちの前に何故かあらわれるだるま鍼灸院。 なんらかのツボにお灸をしたり、謎の薬や寄生虫を飲ませたりすると、またたく間に人生が変わっていきます。 お灸や薬による変化は永遠のものではないし、変わることはメリットだけではないけれど、人々はだるま鍼灸院をきっかけに人生のターニングポイントを迎えます。 よいことも悪いことも描きつつ、心あたたまるストーリーになっているのが心地よいです。 これはめちゃくちゃ偏見なんですけど、東洋医学ってこういうのできそう。漢方とかツボって逆に万能だと思ってしまうので。表紙の毒々しさもなんか劇薬っぽくて結構好きです。