漢方とか鍼灸って何にでも効く気がしません?
打ちのめされそうになったとき、悪の道に落ちそうになったとき、何かわからないけど巨大な力によってなんとなく救われたい。 わがままではありますが、人生にはそんな瞬間もあります。そんなひとたちの前に何故かあらわれるだるま鍼灸院。 なんらかのツボにお灸をしたり、謎の薬や寄生虫を飲ませたりすると、またたく間に人生が変わっていきます。 お灸や薬による変化は永遠のものではないし、変わることはメリットだけではないけれど、人々はだるま鍼灸院をきっかけに人生のターニングポイントを迎えます。 よいことも悪いことも描きつつ、心あたたまるストーリーになっているのが心地よいです。 これはめちゃくちゃ偏見なんですけど、東洋医学ってこういうのできそう。漢方とかツボって逆に万能だと思ってしまうので。表紙の毒々しさもなんか劇薬っぽくて結構好きです。
作品のクチコミは以前こちらで書いた通り。
「幸福ノ學習社 完全版」と同様、通常版と収録内容は変わりません。
次々と吉田ひろゆき先生の作品が復刻されていますが、集英社版の「Y氏の隣人」など電子書籍ストアから消えていってるので、これはいずれ新たに完全版が出るのでしょうね。
※もし出すなら表紙絵の色使いを何とかしてほしい所です…。