自分に嘘をついてはいけない。
ひょんなことから自分の作品(自分では作品とさえ思ってない)が独り歩きして、やりたいこととずれたり周囲から過剰に期待されたりして、ドタバタする話。 嘘は心を殺します、のようなセリフがあり、ほんとにそうだよなと共感しました。仮病や忖度なんて誰しもしたことあると思いますが、人に対して嘘をつくと、その後の自分も引きずるし、嘘をついた相手の顔をまともに見れなくなるし、心は死に、孤独になっていくよなと。 が、本作の本質はそういう罪悪感的なことじゃないんだと最後まで読んで気付きました。むしろ自分に対して嘘をついている状態の方が苦しいということなのかなと。 沁みました。再読すると思います。 ネタバレにならないよう抽象的な物言いになりましたが、ぜひ読んで欲しいマンガです。
何もかもがこの先どうなるんだ?と思うしかなかった前編。来月の後編を読むのが楽しみ。
いい絵を描くなあと思ったら新人コミック大賞のピカレスクの人かー。
学力は上の上なのに持病のせいで大学受験に二度失敗している少年と、謎の美少女が出会うところから始まります。
前編は少女のビックリな正体が…というところで終わる。あれはつまり、アイドルということでいいのかな。だから最初に「私(の顔)、わからない?」と聞いたんだね。
それだけでも物語としてじゅうぶん成立しそうなものだけど、なんと二人が出会った瞬間、東京には隕石が落ちてきて、交通機関が全てストップ。
そんな状況でどんなふうに物語が完結するのか。