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三千世界の鴉たち

三千世界の鴉たち

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名無し

何もかもがこの先どうなるんだ?と思うしかなかった前編。来月の後編を読むのが楽しみ。
いい絵を描くなあと思ったら新人コミック大賞のピカレスクの人かー。
学力は上の上なのに持病のせいで大学受験に二度失敗している少年と、謎の美少女が出会うところから始まります。
前編は少女のビックリな正体が…というところで終わる。あれはつまり、アイドルということでいいのかな。だから最初に「私(の顔)、わからない?」と聞いたんだね。

それだけでも物語としてじゅうぶん成立しそうなものだけど、なんと二人が出会った瞬間、東京には隕石が落ちてきて、交通機関が全てストップ。
そんな状況でどんなふうに物語が完結するのか。

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後編読んだけど、タイトルにつながるものはとくに見当たらなかった。
やけくそになっていた彼が、死の恐怖を感じて隕石がおさまった時に「生きていてよかった」と心から思えたことで、諦めずに立ち向かおうと決める前向きなラスト。
どんな境遇でもあるとおもうけど、たられば言っているだけでは何もならないってことかな。ピカレスクのときも思ったけど独特な世界観を持った作家さんだなと思います。

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