今流行りのグルメもの…にコメントする
夜のおねえさんは食べることばかり考えている
そういう世界もあるのですね、としか
夜のおねえさんは食べることばかり考えている FURICO 藤川よつ葉
名無し
グルメ漫画もあらゆる切り口で漫画化されつくしている 感じもしますし、銀座を舞台にしたグルメ漫画というのも そりゃ登場するだろうね、とは思ったりします。 むしろ予算無制限ともいえる夢の世界でありながら 実際に存在する世界なのですから、 題材として取り上げないほうがおかしいともいえる。 描き方によっては面白い世界なのだろうな、とも。 実際、こういう設定でなければ描けない部分を描いているし、 グルメ漫画としては貴重な存在だとも思うわけです。 一歩間違えれば単なるブルジョワの世界で、読者から 反感しか買わなかったりしてもおかしくないのに、 それなりに読み進める気にはなりますし。 面白くないわけではないのですよ。 けれどなんだか、あこがれたりとかうらやましいとか 思わないんですよね。 けして嫌味な金持ち連中とかの話ではなく、 人生についても仕事についてもちゃんとしてきたからこそ 成功した社長さんたちが、正しく銀座遊びをしている。 それをキャスト達が的確にサポートしていく。 なんの問題もないのだけれども、だからといって それをみせられても、なるほど凄いですねとしか言えなくて、 皮肉でも強がりでもなく、 感想としては「そうですかあ」としか感じなかったです。 縁のない世界だよなあ、というしか・・。 多分ですけれど、客として出てくる男性たちは 成功者だから、いまさら頑張れとは思わないし、 キャストの人たちについても、大変なんだな努力も しているんだなと思う面はあっても、 そうか頑張れよ、とはなんか感じない。 妬みを感じさせないのは皮肉じゃなく描き方として 上手いとは思いました。 でもそういう共感できない部分が確実にあって、 なんか「そういう世界もあるんだなあ」 くらいにしか思えなかったりしました。
ねずみロワイアル
かわいい恐怖の殺し合い #1巻応援
ねずみロワイアル
兎来栄寿
兎来栄寿
『ムムリン』や『オオカミの子』の佐々木順一郎さんのかわいい絵柄で描かれる、残酷なバトルロワイアル。 そう、まさに高見広春さんの『バトル・ロワイアル』と同じようなクラスメイト同士の殺し合いが描かれていきます。1999年に出てリアルタイムで読んだ小説が、四半世紀経った今でもこうして色濃く影響を与え続けてフォロワーを生んでいるのは感慨深いです。 基本的なルールも『バトル・ロワイアル』に準拠しており ・殺し合いは島で行われる ・生徒たちには全員爆発する首輪が付けられている ・島にはランダムで刃物や銃器など武器が配置されている ・1日ごとに禁止エリアが設定され行動エリアが狭まっていく といった具合です。進化しているのは、スマホのような携帯端末でさまざまな情報を得られるということ。ただそれもどこかで充電ができないとずっと使い続けることはできないという制約も面白いです。 殺し合いのゲームが進行する傍らで頻繁にエモーショナルな回想が挟まっていく構成もまた『バトル・ロワイアル』を思い出します。それぞれの同級生たちが、普段の学校生活では見られない陰の姿を持っていたり、非日常だからこそ剥き出しになる感情を表したりといった醍醐味の部分もしっかり描かれていて刺さります。本家も、もちろんゲーム的な部分の面白さもありつつ思春期の少年少女たちが織りなす人間ドラマの模様が名作を名作たらしめた部分ですからね。 同じネズミでありながらそれぞれのキャラクターがしっかり描き分けられているのもすごいです。外見は似ているにも関わらず、それぞれがちゃんと個性的に立てられています。そして、このかわいさがあればこそ本家さながらの酷薄な展開が引き立ちます。 血と裏切りに塗れた島で、彼らの運命はどうなるのか。どのような結末を見せてくれるのか。目が離せません。
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