母親を死に追いやった仙台藩伊達家への敵討ちを果たすことだけに人生を賭けた卍屋麗三郎。吉原で秘具媚薬の店を商うのは仮の姿で、母親の死後預けられた吉原遊郭で幼い頃から教え込まれた性技を使い、伊達家へとじわじわと近づいていく姿には強い憎悪と執念を感じざるを得ません。ストーリー上、性的描写や残酷な格闘シーンも頻繁に登場するのですが、読んでいてそれらに目を背けたくなるよう嫌悪感をほとんど抱かないのは、絵がとても美しいからでしょう。丁寧で技巧的に優れた作画と、しっかりした筋書で、歴史漫画とも言えるような素晴らしい作品になっています。主人公の麗三郎の麗しさ、のちに恋人となる瑠璃の愛らしさも、この作品をより魅力的にしています。男性よりも女性から高評価を得そうな作品です。
仙台藩伊達家の殿様に見初められた花魁は、他に心に決めた男がいたことから切り捨てられ、九死に一生を得るも、出産と引き換えに命を落とす。怒り狂った男は伊達家に単身切り込み、惨殺された…この世に生を受けたと同時に両親を失った子は、吉原遊郭に預けられ、幼い頃から性技を叩き込まれながら育ち、自らの背負った宿命を知り、伊達家への仇討のために修羅となった…!! あらゆる女を虜にするその技を武器に、伊達家滅亡を狙う復讐鬼、人呼んで「美女斬り麗三郎」!!
仙台藩伊達家の殿様に見初められた花魁は、他に心に決めた男がいたことから切り捨てられ、九死に一生を得るも、出産と引き換えに命を落とす。怒り狂った男は伊達家に単身切り込み、惨殺された…この世に生を受けたと同時に両親を失った子は、吉原遊郭に預けられ、幼い頃から性技を叩き込まれながら育ち、自らの背負った宿命を知り、伊達家への仇討のために修羅となった…!! あらゆる女を虜にするその技を武器に、伊達家滅亡を狙う復讐鬼、人呼んで「美女斬り麗三郎」!!