「合理性」って・・・
私も仕事をしているが、今回のワーキングマザーには共感できない。 子どものことで人に残業させたり急に休んだりするのはいたしかたない場合もあると思う。しかし、そのあと「合理性は愛のある所に発生する」って、そこまで威張ることか? 少なくとも休みをとった直後に偉そうに言うことではないだろう。 もう少し謙虚にならないと、同僚とトラブルになって、ワーキングマザー全体への迷惑な印象を植え付けかねない。
28歳、独身、職なし。わたしを救う、ごはんがある。「私たちは何度も生き返る。小さく小さく、くりかえし生まれ変わる」心が折れて仕事を辞めた千春(ちはる)。バリキャリだが男でつまづくナカムラ。恋人との関係がうまくいかないゲイの英治(えいじ)。同級生の自死をきっかけに再会をした、美大の同級生3人。つらくて心が死にそうになっても、みんなで集い、ごはんを食べれば生き返ることができる。それはとても温かで、幸福な時間――。ひとは食べる。嬉しい時も、悲しい時も。男女3人、にぎやかおウチごはん。「サプリ」「&」のおかざき真里最新作! 簡単レシピもたっぷり収録。
美大時代の同級生、男女3人のお話。3人集まって、パクパク、ホクホクと、おいしそうにご飯を食べます。料理は手の込んだものではなく、すぐに真似したくなるものばかりでした。ホイル焼きとか餃子とか、自分でも試して作れそうなところがいいです。作り方も絵の解説がわかりやすい。
食事や食べている人の描き方がうまくて、味やあたたかさ、その場の雰囲気が伝わってきます。読んでいると登場人物が抱えているものが少しずつ見えてきて、それがとてもリアルに感じました。友達という存在の大切さも思い出させてくれる作品です。