オノ・ナツメの思いが詰まってそうな短編集
長靴:息子と父親 湖の記憶:息子と父親と[ネタバレ] 箱庭:義父と婿 ジェラテリーアとカラビニエーリ:大先輩と後輩 煙:弟と兄 パートナー:新人とベテラン どれも素晴らしい短編でため息が出る。 どれも温かい話でホッとする。 よく考えるとオノ・ナツメで温かくならない話は記憶にないな・・・さらい屋五葉にちょっとあったかもしれない。
父親と息子、兄と弟、上司と部下、そして仕事の相棒。男同士の関係は複雑で、時に単純――。男の絆を情緒豊かに描いた、オノ・ナツメ初の短編集!それぞれに。どれもみな。北イタリア、日本、ボストン、ニューヨーク……微かに繋がる6都市6篇のショートストーリー。
久々にオノナツメ絵を見て懐かしくなって読んでしまいました。
と言ってもこれは未読だったのですが。
>ふわっと風が吹いたような
わかります。なんなんでしょうねこれは!
劇的な線の多い絵でもなくモーションのでかい動き、話でもないのにふわっと風が吹いたような感動、臨場感がありますよね…
自分は父と子のタイムトラベルの話が好きでうっかり泣きかけました。
アバウトタイムっていう映画も似ている気がします。
父親と子供でそんな会話もせず湖畔に立っている図が美しいなと思えてくる、この漫画すげーな!?と思った1話でした。