家出状態の18歳無職、エリート営業マン、夜の仕事のスカウト、ミステリー作家という4人の男、そして作家の小学生の娘の5人で暮らすシェアハウス。いろんなドタバタが巻き起こるアットホームなコメディ。…かと思いきや、登場人物の不穏な動きが少しずつ見えてくる。シェアハウスで暮らしているといえども人間である以上は何かしら人には言えない秘密を抱えているものだとは思う。だけど、どうも彼らの抱えている秘密は普通とは違うようである。
この一筋縄ではいかない物語を、硬軟自在の巧みな画力で描かれている作品。どのキャラも表情豊かで、コメディな場面では画面全体から明るさが感じられ、逆にシリアスな雰囲気のときはキャラの表情に一気に引き込まれる。個人的にはハルタ系の作品が好きな人には刺さりそうな気がしてる。
ちなみにタイトルには"シェアハウスの物語"という以外にちゃんと意味があって、実はヒントが表紙に隠されていたりする。表紙の上のほう、よく見てみると…
夢破れた若者、エリート営業マン、風俗のキャッチ、そして謎多い小説家とその娘が4LDKの一軒家で同居生活!? 他人の集まりだからこそ見えてくる人の優しさ、悲しさ、憎しみ…彼らの前途や如何に!?
夢破れた若者、エリート営業マン、風俗のキャッチ、そして謎多い小説家とその娘が4LDKの一軒家で同居生活!? 他人の集まりだからこそ見えてくる人の優しさ、悲しさ、憎しみ…彼らの前途や如何に!?