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母の本棚を整理しているときに見かけた谷川先生の短編集。一つの街を舞台にそれぞれの可愛らしいカップルたちの恋愛模様が描かれています。主婦になった今はもう感じることのできない甘酸っぱさや、相手を好きだからこそすれ違ってしまう気持ち、好きになってはいけない大切な人との折り合いのつけ方など、一話一話のストーリーが染み入ります。連作になっているので、主人公が変わってもお友達として前の作品の主人公が出てきたり、この一冊を通して一つの街のあたたかな恋愛模様を見守っている気持ちになってとても良いです。
映画館のロビーで見かける、憧れの人――。すみれはある日、彼から映画のチケットをもらうが、その封筒にはある手紙が…? ひとつの街で織りなされる恋模様を描いた作品。