動物のお医者さんを読んでにコメントする
動物のお医者さん
いい冬を描いているエピソード #マンバ読書会
動物のお医者さん 佐々木倫子
nyae
nyae
次のマンバのイベントのテーマが #いい冬のマンガ と知り最初に思い浮かんだのがこの「動物のお医者さん」です。 読んだことがある人は御存知の通り北海道が舞台の作品なので、ただの冬エピソードと言うよりも「北海道の冬」を感じることができるのが特徴であり魅力だと思います。そこで個人的に好きな冬エピソードをいくつか紹介します。長くなりすぎないようにすごくざっくりまとめます。 ●ハムテルと犬ぞり 7巻でチョビがブッチャーさんという外国人にスカウトされハムテルたちは犬ぞりに出会います。ハムテルはいきなりマッシャー(そりに乗る人)を任されたうえに犬たちには完全に舐められ自分には無理だと諦めかけるも、ハムテルが犬同士の喧嘩の仲裁に入った際、新入りの犬に噛まれてしまったことにチームの犬たちが怒り、噛み付いた犬に一斉に攻撃をするという展開に。そこにはもちろんチョビも含まれているところがグッと来ます。あれだけ大人しいチョビもハムテルが噛まれたら怒るんだなぁ…。 結局、ハムテルは舐められながらも仲間と認められていることがわかり、華々しい(?)犬ぞり大会デビューを果たし、まんまと犬ぞりにハマってしまうという話。 そして9巻では、こんどこそ入賞を目指そうとするハムテルたちの前に漆原教授が犬ぞり経験のない寄せ集めの犬を連れて現れるなど波乱の展開。当然のことながら大会にも大迷惑をかけながら参戦します。いろいろあってハムテルはソリから降り自分で犬を引っ張りながら走ってゴールすることになります(なぜそんな事になったかは読んでみてください)。そのおかげ?か見事3位入賞を果たすのでした。 11巻では優勝を目指し参戦するハムテルたちの前にお決まりの漆原教授が今度は本場アラスカで訓練された犬ぞりチームを率いて参戦。果たしてハムテルは優勝できるのか?ぜひ読んで確かめてください。 ☆余談ですが私は北海道で犬ぞり体験をしたことがあります。一生忘れられないほど最高の経験でしたので犬好きの方にはおすすめです。 ●埋まる女・菱沼 動物のお医者さんのメイン女性キャラクター・菱沼さん。彼女はとにかく、大雪が降ると雪に埋まる。そして運悪く通りかかった人に引き抜いてもらうという迷惑な人です。9巻にはそんな埋まってばかりの彼女にほんのりとした恋心のようなものを抱く男子学生が出てくるという世にも珍しいエピソードが掲載されています。 雪の中を牛が通り過ぎる場面に北海道を感じます。 ●埋まるモモンガ・モモちゃん 雪に埋まるエピソード2つ目です。これはエピソードというよりある話の一場面です。二階堂の親戚・里穂が彼らの通う大学を受験するということで試験後に大学内で待ち合わせようとするも里穂は迷子になり、最終的に大学内で遭難(?)してしまいます。その里穂を探す中で以前ハムテルたちが保護していたモモンガのモモちゃんが雪の中で眠ってしまっているところを発見するという、少しヒヤッとする場面があります。北海道にはモモンガも雪の中に埋もれるんだなぁ。と思ったことが強く印象に残ったのでした。 今回このクチコミを書くにあたって読み返して気づいたのが、思っていたより冬のエピソードが少ないということ。北海道の冬は人間があまり活動できないから、マンガにできるエピソードも少ないのかな、と勝手に予想しました。
薬の魔物の解雇理由@COMIC
人外に愛される、孤独だった女の子
薬の魔物の解雇理由@COMIC
ゆゆゆ
ゆゆゆ
異世界ではなくちょっと違う次元で、転生でもない。 知らぬ世界で保護され、歌乞いと呼ばれる職につくことになった主人公ネア。 以前の孤独で慎ましい生活より豊かな生活に、いつかは出て行って…という気持ちものびのびに。 歌乞いは魔物(見た目は美しい人間)と契約し、その能力を行使してもらう職能だが、対価として命が削られる。 様々なことが考えられる状況下、先手を打って適当に呼び出した魔物・ディノがどう見ても教わった高位で、削られる命も多そうな、一騒動置きそうな見外見。 数が多くて無難な自称・薬の魔物ということにすることにした。 と、まあ、設定は複雑なのだけど。 ストーリーは端的に言うと、孤独だった女の子が、ぞんざいに扱われると喜ぶ美麗な人外と、彼女を保護する人たちと過ごす日常譚。 ひょんなことから、元王子を男色と勘違いして、ゴリ押ししたり、クッキーモンスターと名付けた美少年姿の魔物を餌付けしたり。 トラブルは起こるけど、幸せそうな日々が描かれている。 モノローグが多いので、淡々とした雰囲気もあるが、ネアとディノの掛け合いを見ていると、賑やかにも感じてくる。
悪魔の花嫁
マジのガチで縦横無尽な文化教養マンガだった #完結応援
悪魔の花嫁
名無し
昔の名作少女漫画という話題になると結構目にする悪魔の花嫁。マンバ通信でも取り上げられてたし読んでみるか〜と思って1巻読んだら、少女漫画らしくてメチャクチャよかったしマジで縦横無尽な文化教養マンガだった。 https://manba.co.jp/manba_magazines/11982 1巻でテーマとなったものだけでも ・【絵画】ドガ『踊り子』 ・【クラシック】ショパン『ノクターン』、シューベルト『魔王』 ・【環境問題】公害 ・【古典】竹取物語、ギリシャ神話、能楽(観阿弥・世阿弥)、源氏物語 …と、盛りだくさん。「ほぉ〜」と感心しながら読んでしまった。 作中世界について、↑の記事を書いた和久井さんが「異世界風ジャパン」と言ってたけど秀逸すぎる表現ですね。 日本の男子学生が自宅で貴族みたいな長テーブルで食事して平然と燭台持ちながら地下室に向かい出すの最高…! 少女漫画でおなじみの憧れの欧州の上流階級の暮らしを「こういうの好きなんでしょ?」ってサラッと現代日本(※70年代)にぶっ込んでしまう素直さ柔軟さが素晴らしい。 なによりにぶっ込んでも違和感を感じさせず、世界観を崩壊させない手腕がすごい。 正直1巻の時点ではスパダリというか結構粘着ヒーローって感じなので、2人がこのあとどうなるのかすごく気になる。 【追記】 気になったのが、主人公・美奈子という名前。 「ディモスの妹で、美と愛の女神ヴィーナスだから美奈子」という説明がされていたのですが、この「ヴィーナス=美奈子」って何が発祥なんだろう。 いままで「ヴィーナスで美奈子」と言えば愛野美奈子ことセーラーヴィーナスだと思っていたので驚きました。 あと1巻の最後のお話「愛は炎の中に」のカップルのやりとり。「やけどで酷い容姿になってしまった恋人(男)のために目を潰した彼女」って、これも何か元となる故事があるんだろうか。康一くんは由花子さんのために目を潰そうとしたけど、悪魔の花嫁読んでたのかな…。
【単話版】昨日まで名前も呼んでくれなかった公爵様が、急に溺愛してくるのですが?@COMIC
結婚相手が転生して生活激変するパターン
【単話版】昨日まで名前も呼んでくれなかった公爵様が、急に溺愛してくるのですが?@COMIC
ゆゆゆ
ゆゆゆ
死に戻り転生して、破滅フラグをバシュバシュと斬り捨てるストーリーはよく聞くけども。 高熱に倒れて回復した結婚相手が、その状態になっていたら。 あらすじで、おもしろい設定だなと思い読み始めた。 結婚相手の態度が変わりすぎて、正直すぎるNew侍女も相まって、全般ギャグである。 恋愛ものなのに。 甘すぎる言葉に甘すぎる対応、やっていることは「糖度高め」と書かれそうな内容なのに、ギャグである。 魔法も出てこず、バトルも主としてはないのに。 これは、バラに宝石を仕込んだせいか、すべて真面目に受け取る公爵の性格のせいか、かつての性格とのギャップのせいか。 そして、主人公はろくでもない対応を受けていたのに、結婚相手をまるごと受け入れていて、聖女である。 公爵いわく、天使いや女神、いや神。 聖女なんてものじゃない。 主人公の描写をしようとすると、脳内に公爵のセリフがリピートされる癖強っぷり。 ちなみに、お惚気公爵が転生したきっかけが気になって、小説家になろう原作も読みに行ってしまった。 コメディタッチな本編と打って変わって、やるせなかった。
恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。―妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら―@COMIC
作品タイトルは序盤部分。
恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。―妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら―@COMIC
ゆゆゆ
ゆゆゆ
サブタイトルは冒頭。 冒頭は現在にあたるところで、その後、作品タイトルに至るまでの回顧が描かれる。 幸せそうな過去に思えていたのに、徐々に足元が崩れ落ちていく感覚。 姉妹で同じ男を好きだったと知るのは、妹が選ばれていたと見てしまったとき。 その後、好きな男に請われ、妹の身代わりになって死地へ向かうことに。 研究として行きたいと同僚に言ったことはあるけど、身代わりとして。 でも主人公が身代わりとならず、妹が異界へ行っていてもうまくいかなかっただろうし、姉と違い、聖剣がついてきてくれないから、妹は死んでいただろう。 さらに主人公は異界でさくっと死ぬかと思いきや、見た目そのまま40代へ突入。 これもひとえに自分のおかげだと、ついてきてくれた聖剣はいう。 ご令嬢なのに、強かに生きる主人公ウィステリア。 年齢は経たものの、心の奥底は初恋実らなかった10代後半当時のまま。 死んでないから今日生きているを繰り返している。 そんな出入り自由にすること叶わぬ異界にやってきた初恋の人そっくりな、失礼な男。 この男、実は… 恋愛モノなんだけど、単純なハッピーエンドにはならなさそうな人間関係。 ドロドロっすなあ、と思わずつぶやいてしまう。
どうぶつのおいしゃさん
動物のお医者さん 1巻
動物のお医者さん 2巻
動物のお医者さん 3巻
動物のお医者さん 4巻
動物のお医者さん 5巻
動物のお医者さん 6巻
動物のお医者さん 7巻
動物のお医者さん 8巻
動物のお医者さん 9巻
動物のお医者さん 10巻
動物のお医者さん 11巻
動物のお医者さん 12巻
ストアに行く
本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい