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【旧時代の文明の遺物・キューブを探すディストピア海洋ファンタジー】はるか昔に、陸地が沈んだ世界ーー少女はバディで海底遺跡「アトラ」の深層に挑む!!凶暴な軌跡クジラが棲む深層…。キューブを手に入れるには、バディとの協力が必要不可欠!!【あらすじ】かつて存在した陸地は沈み、人々が暮らす人工地盤以外は海だけが広がる世界・ブルーユニバース。潜水能力を認められた16歳の少女・ナギサは海底遺跡・アトラを探索するダイバーに抜擢され、エースチームで先輩のハルカとバディを組むことに。旧時代の情報が記録されたキューブや大型海獣・遺跡クジラなど、ナギサの未知との出会いが始まるーー。カバー下には、おまけ4コマ×2&あとがき漫画を収録!!★単行本カバー下画像収録★電子書籍限定でカバーイラストを巻末に収録しております!
海面上昇で陸地が海に沈み、人類が人工地盤の上で生活する世界。旧時代の遺物が遺る海底遺跡へとダイブして探索を行う"アトラダイバー"の物語。新人のナギサは実技の成績はいいけどその他はまるでポンコツ、実際の遺跡へのダイブでもドジばかり。でも優秀な先輩のハルカとバディを組むことになり、持ち前の明るさと切り替えの早さで"アトラダイバー"として成長しながら未知の世界へと足を踏み入れていく―。
という物語なんだけど、物語が進むにつれて徐々に作品の様相が変わっていく。元々海底遺跡へのダイブは危険が伴うという描写が描かれているけど、ナギサが学校で学んできたものとは明らかに違う"危険"が物語の端々で映るようになり、そして1巻の最後でそれは正体不明のままナギサの目にもはっきりと見える形で顕現する。
公式のあらすじにも「ナギサの未知との出会いが始まる」とあるが、果たしてナギサの出会う"未知"とは何なのか。1話からは想像できないような物語が今後も広がっていきそう。
「がっこうぐらし!」を例に挙げると極端かもしれないけど、この作品も実際に手にとってもらった人に最高の形でストーリーのサプライズ感を楽しんでほしい意図があって表紙や帯・あらすじをデザインしてると思う。だけど、逆にそのために本来のターゲットに届いてないとすれば勿体なさすぎる作品。ぜい、騙されたと思って1巻を読んでみてほしい。
1巻まで読了