幼馴染って良いな。
フラットに物語は進んでいく印象でした。 スミオが、銀ちゃんのこと好いてるのは何となく初めから分かるので、、メグちゃんが切ない。。どうにもならない恋心はやはり辛い。 銀ちゃん、スミオ、メグの3人、自分には幼馴染と言える人がいないので何だか羨ましくもありました。 育った場所は一緒でも、大人になって選択肢も増えて色んな事抱えてそれぞれの場所で一生懸命生きていくんだよな。 田舎ののどかな雰囲気もあって、じんわ〜り染みてくる作品でした。
大学を卒業し、地元・雨無村(あめなしむら)の役場に就職することにした銀一郎(ぎんいちろう)。この村の高校生以上の若い者は銀一郎、幼なじみのメグミ、コンビニのバイト店員・澄緒(スミオ)の3人だけ。観光係を命じられた銀一郎だが、特産も名所もない雨無村。それでも何かと事件は起こるもので…!?
この漫画は岩本ナオ先生による単行本3巻の短い漫画です。
表紙を見ると、岩本ナオ作品を見たことがない方はあまり買う気は起きないかもしれません。
岩本ナオ作品はあまり絵がうまくないというのが第一印象になりますが、実際に読んでみると、最高に面白いのです。漫画は絵だけではないというのがよくわかります。この作品も全くそのとおりです。設定もあまり面白いとは言えず、キャラクターが魅力的かといえば、そんなでもない、でも最高に面白い。ギャグのセンスがずば抜けています。人間味あふれるキャラクターは岩本ナオ作品の魅力です。
キャラクターはみな真面目でありながら、ギャグであり、しかも苦しみや弱みを抱えています。それが読者に感動を与えます。この作品でも全く平凡に見えるキャラクターが、セリフや表情を通していきいきと人間の面白さ、良さを伝えてくれます。そして涙をながすくらい感動します。大作ではないが、自分のお気に入りの漫画になるはずです。岩本ナオ先生のセンスにやられると思います。
>>設定もあまり面白いとは言えず、
キャラクターが魅力的かといえば、
そんなでもない、でも最高に面白い。
これに興味を覚えてとりあえず試し読みをしました。
僅か数ページでしたが、独特なテンポと味と、
確実に伝わってくなにかがありますね。
そのうちに読んでみたいと思います。