自分に嘘をついてはいけない。
ひょんなことから自分の作品(自分では作品とさえ思ってない)が独り歩きして、やりたいこととずれたり周囲から過剰に期待されたりして、ドタバタする話。 嘘は心を殺します、のようなセリフがあり、ほんとにそうだよなと共感しました。仮病や忖度なんて誰しもしたことあると思いますが、人に対して嘘をつくと、その後の自分も引きずるし、嘘をついた相手の顔をまともに見れなくなるし、心は死に、孤独になっていくよなと。 が、本作の本質はそういう罪悪感的なことじゃないんだと最後まで読んで気付きました。むしろ自分に対して嘘をついている状態の方が苦しいということなのかなと。 沁みました。再読すると思います。 ネタバレにならないよう抽象的な物言いになりましたが、ぜひ読んで欲しいマンガです。
最初読み始めて開始2ページは脳内は「???」でいっぱい。カップルらしい2人が何を言っているのかさっぱりわからない。そもそも作品名の「ありふれたワムシフのテガディー」てなんだよ…と思いつつページを捲ると、もう一度扉絵が出てきて「!??」となった。
「こいつらは宇宙人かなにかか?」などと想像しながら読んでいった結果、どうやら彼らはガチの宇宙人ではなくて、単に「こりん星」とか「ちぇるちぇるランド」的な世界の住人らしかった。
この困惑させられたまま何が起きているのか知りたくてページを捲ってしまうところが面白かった。
とりあえずこの読切は「ありふれたテガディー」ではない。すごい…!