遂に現れた「クトゥルフ」の真骨頂
これまでも、『闇に這う者』や『狂気の山脈にて』など、クトゥルフ神話体系の様々な作品をコミカライズしてきた田辺剛さん。今回、満を持してクトゥルフの代表作である『クトゥルフの呼び声』が描かれました! 今までの作品も良かったですが、本作は集大成とも言える素晴らしいクオリティでした。以前よりも絵のクオリティも更に上がっており、邪神の禍々しき神々しさ、宇宙的恐怖のヴィジュアル化を見事に成し遂げていると言えるでしょう。 星を渡る邪神の一枚絵の美しさなどは堪りません。 純粋に一つのホラーマンガとしても楽しめますし、クトゥルフ神話に興味があるという方もこのマンガから入ってまったく問題ありません。 紙の本の重みとインクの匂いがまた世界観を補強してくれています。田辺剛さんには今後もクトゥルフをマンガ化して欲しいと願ってしまう一冊です。
表紙がイケてるし絵も綺麗で内容も小難しそう。つまり私の中で家の本棚に置きたい漫画に決定しました。あとインクの匂いなのかわからんけど新鮮な紙の匂いする。
絵はシンプルなんだけどトーンだけで表情がわかってそれもなんだか清い感じがして好きだな。