sinkで出来ていたことが出来ていない
漫画家としての作者の実力はここで記述するまでも無い程に圧倒的なのは周知の事実である。しかし、この作品においては、その実力を発揮しきれていない。サスペンスにも関わらずコマ割りが細かくテンポ良く進むため、サスペンスが必要な箇所でなんてこと無い日常の様に進んでいってしまう。ましてや大ゴマにする必要の無い箇所で大ゴマにしてしまっている。絵の造形も不気味な雰囲気が失われギャグのキャラ造形になっている為、ここでもサスペンスが失われる。sinkで出来ていたことが何故出来ていないのだろうか?
27年続いた金田一シリーズが一億部を超えた記念のマンガ。
意外なことに「一億部突破」は講談社初の快挙だとか。
そう考えると、先に一億超えのワンピースって本当に凄いね。
この読切は、金田一の宣伝マンガだったので、面白いどうこうはないのだが、やはりMMRの鉄板ノリは健在で懐かしい気持ちになる。(キバヤシが持っていた壺に何の意味があったのかは謎だけど・・)
いつかまた復活してくれることを願ってます。