絵がとても綺麗
それによってキャラものとして魅力あるのが大きく、一巻ラスト展開は衝撃的ですし、放置せずに最後に繋げて来たのも良かったと思います。 ミステリーものとしては悪くはないのですが平凡であり、外のゾンビパニックが舞台装置ってだけでほぼリンクせず、勝手に解決していたのは肩透かしでしたが。 原作だと続編につながるらしく、同じ作画でマンガ化されてるのに期待したいです。
神紅大学三回生にして「神紅のホームズ」こと明智恭介は、神紅大学ミステリ愛好会会長である。ある日、明智は同じ大学の探偵少女・剣崎比留子の相談を受け、いわくつきの映画研究会の合宿に参加することになり…。話題のクローズドサークルミステリ待望のコミカライズ!!
神木くんが出てる実写映画の予告編でタイトルは知ってたのですが、マンガにもなってたんですね。
表紙がめちゃオシャレだったので(カバー上部の明智さんの目元が最高)予習がてら、と買ってみたのですが「…こういう感じ!?」と予想を裏切られました。
映画の予告はかなりコメディチックに寄せててそれが印象強かったのですが、このコミカライズはゴリゴリ緊迫感のある山奥スリラー!
キャラクターもぜんぜん違うんじゃないか…?
マンガ版は『屍鬼』とか『ひぐらしのなく頃に』のラインを行きながら、学生探偵・明智と助手・葉村のサッパリしつつも地に足ついたキャラクターの魅力で物語が展開されるのが読み心地バツグンです。
キャラデザと絵も最高で、表情、アクション、心理戦…何をやってても見栄えが決まりまくり。
とにかく線と画面の作り方がクールなんですよね…。1話の学食の見開きとかスゴイ。
そしてなんと言っても衝撃の1巻ラスト…この引きで続きを読まずに居るのはかなり酷。
巻末の原作者コメントを読むに、映画、マンガ、原作とどれも雰囲気違っているようすなのでちょっと全部チェックしたくなっちゃうな…。
こういうメディアミックスがもっと読みたい!