やはりアフリカ編は面白い!!
以前、途中まで読んだことがあったので懐かしくてもう一度、読んでみました。この作品は他のサッカー漫画ではあまり見かけないアフリカでのサッカー編があり、やはりそこが面白いです。全43巻と全部読み切るのは中々大変だけれど面白いので一気に読めます。サッカー漫画はたくさんあるけれどその中でもオススメの作品。
元日本代表サッカー選手を父に持つ主人公・青葉茂。亡き父の言いつけを守り中学時代は陸上で脚を鍛え、努力と根性、仲間とのチームワークを元に、サッカーでは無名の高校での活躍を皮切りに世界へ羽ばたいていく。目指すはW杯出場! 茂の成長と活躍を描く青春サッカー漫画!!
80年代後半から90年代にかけて連載していたサッカー漫画。
古くはキャプ翼、最近ではアオアシと、数多のサッカーマンガが生み出されてきましたが、この作品は長期連載だったにも関わらず、あまり知られてない名作かと。
巻数が長い上に、お世辞にも絵はサッカー向きとはいえない絵柄(失礼!)なので、サッカー漫画好きの自分もなかなか手が出なかった覚えがあります。
しかし、ふとした機会に読んでみたら、これが読み進めるほどに面白い。
主人公・青葉茂の堅実でひたむきな努力と、熱い心に引っ張られるように、気付いたら夢中になって読んでました。
スポーツ漫画でよくある「海外挑戦編」的な展開が、このイレブンにもあるのですがこの章がとにかく熱い。
サッカーで海外挑戦といえば普通はヨーロッパか南米ですが、主人公は自分に足りないものを得るために、なんとアフリカの地を選びます。
何のサポートもなく、単身アフリカに赴き、ど田舎でどうやってサッカー修行をするというのか…?
一見無謀とも思える、泥臭い挑戦の連続がイレブンの面白さなのです。
進化した現代のサッカー界の状況と比べると、やってることが違いすぎる感があるのは確かです。
でも、サッカー初心者がプロにまで登りつめる成長物語として読むのであれば、まだまだ色褪せることのない名作だと思うのです。