光子となぎ子のやりとりが良い。
平安時代の女性はお洒落だったのか。とゆうか、お洒落に敏感だったのか。 平安時代が舞台なのに、なぎ子(清少納言らしい)は普通に現代っ子に見えます。笑 平安✖︎現代が、読みやすくしてくれて、この物語の良さを引き立ててると思いました。 ですが、登場人物の中で私は今、光子に注目してます。 物語の最初に自分のことを行き遅れです。って言ってしまう自虐キャラ的なところ、ブラコンなところ、マロ眉、丸顔。ぽちゃり具合など、可愛い。 なぎ子が際立つのも光子ありきなのかもって思いました。とにもかくにも、ふふっと笑えて面白かったです。 #1巻応援
拝読しました。
ここからは、かなり主観に偏った自己満足な批評が始まりますので、ご承知くださいますよう、お願いいたします。
私は、この作品と同じ時代を扱った、「うた恋い」という作品がとても好きです。
うた恋いには作品の中に「想い」があるからです。
平安時代という、現代とは全く価値観の異なる世の中にある、【現代の私たちの苦悩】あるいは【私たちの葛藤】。
どこの時代の人も、みんな自分の人生に惑っては正解を見つけ出そうとする。
本当はどんなに悩んでも、誰もが認める大正解なんて見つけられないけど、それでも自分の中での最高の正解を見つけられた、そういう人物たちの話を、平安貴族の人生を通して私は見つけられました。
だから、うた恋いが好きでした。
ただ、ただ、美しい絵や楽しい笑える、スカッとする物語は今の世の中にたくさんある。
でも、その中でも長く人の心に、【正解の一つ】として残り続けるものが、私は好きでした。
という、どう考えても偏狭な、変質的な持論好みを持つ私には、正直申し上げてなかなか今回からは雲行きが怪しくなってまいりましたorz
まず、設定を整理すると、
・あの初回に出てきた世界最高峰らしき美女は定子様ではなく、諾子のお姉ちゃん
・そのお姉ちゃんと、グッドルッキングガイはもと婚約者
・なんかこう、秘密があって諾子は性別がそうなった形
整理してみたんだけど、わりと難しい…。
まず、お姉ちゃんという設定だと、歌の家の清原家のお嬢様ということになり、
私の一番の萌えポイントであった
【あの後ろ姿の美女=定子様】説が覆されてくる。
清原家は貴族ではあるけれど、定子様のご実家に比べたら格は落ちるし、
何より定子様は皇后で帝の正妻だったから、グッドルッキング実方の婚約者ではない訳で。
個人的には、清少納言が憧れる、と言ったら定子様しか思い浮かばないので、彼女が作中で憧れる人物が清原家のお姫様で、グッド皇帝実方の婚約者、という時点で、かなり??となった。
初回では諾子はその憧れの姫には会ってない、
となっていたはずなのだけど、お姉ちゃんなんだからさすがに会ってるはずで。そのあたりもなんだか掴みきれなかった。
あと、実方様いらしたんだから、個人的には家から出てほしい(笑)
あの橘家の中でのみ、物語が進んで秘密が明かされようとしている。
朝廷うろついたり、寺院参詣したり(笑)
秘密があって、それが明かされればまた違った展開を迎えるのはわかるんだけど、そこまでがかなりもたついているイメージがある。
あと、すごく些末なことなのだけど、口調が諾子わりと変わるというか、統一性がとれてないような時をふと見受ける。
私の勘違いなら申し訳ない。
とりあえず、私の主観は以上です。
私の求めているガチ勢的な【わたしゃこう生きとるねんよ見てみ!】系ではないかもしれないので、そういった、漫画にあまりにも深い意味を求めすぎる系統以外の人は楽しめるはずです。
長々と失礼しました。
掴みきれないという意味ではとてもわかります。
個人的に気になるのは、
実方のいう「なぎ子がなぎ子になる以前」それはいつで、そしてなぜかという点。姉の影響?亡くなった時期と関係があるのか否か。
光子もモヤッてましたね。笑
あとは3話の終わりにもあるように、このあと出てくるキャラクターたち(イケメン?)がどの様に展開を広げてくれるのか単純にワクワク。
自分は清少納言をとりまく史実にあまり詳しくないので、深い意味を求めずに読んでいます(^^)
細かいパロディも散らばっててそれを見つけるのも楽しみのひとつです。
個人的に、歴史物で成功しているのは大概深い意味を持たせたものが多いように見受けます。某日本刀のつくも神様(神様方は顔面偏差値が凄まじく高いファビュラスな男性陣)の作品も、天然パーマの普段は何でも屋やってるちゃらんぽらんな元攘夷志士のお話も。
ただ楽しい!というより、シリアスにも話を転ばせていける内面や過去や設定がみんなあるように見受けます。
そこにいくと本作はもったいない気もする。清少納言がおそばに上がった定子様こそ、美しさ快活さ優しさ身分、すべての女性の最高到達点(私の一意見ですが)とも言ってよい女性で、その女性が辿った数奇な運命は最高に洗練された日々が本当にシリアスに終わった。
そんな感じだと思います。
その隣にいた日々を描けば私としてはかなり受けると思うし、また、古典の入り口としても大きな意味を持つと思います。
今のままだと設定がちょっと複雑な上に種明かしが遅く、またエンターテイメントとしても萌えや盛り上がりが今一つに感じます。
例えば二話での則光の武骨さも私は好きでしたが、ページ数にして3枚くらいで一番の萌え処が終わってしまう。たかが手紙のシーンを引き伸ばせというのではないのですが、もっと細やかに描写をして読者を感情移入させてもよいかと思う。気付いたらかたがついてる状況がわりと散見される。
タイトルに清少納言て入ってるんだし、それで惹き付けられて読みたいと思う読者は大抵歴女か、ある程度歴史に興味がある女性陣だと思います。
ローゼンの時のファン層とまた違うファンを相手にする以上、歴史物好きの動向好みに多少戦略立てるのもありかなと。
まあ素人が好きに申し上げているだけですが。。