天才外科医朝田を描いた医学マンガ
絵がとてもうまく魅力的だったこと、そして過去にドラマ化され人気があったので読んだ。キャラクターにオリジナリティがあってストーリーかしっかりしているなと思った。
NGOキャンプで優秀な外科医として働いていた朝田は、今は医者を辞め、悠々自適の田舎暮らしの毎日。そこへ大学助教授の加藤が現れ、彼を自分の大学病院に迎えようとする。だが、朝田はまるで興味を示そうとしなかった。そんな中、朝田の家にいた看護婦のミキが突然、倒れてしまい…!?腐った組織にメスを!!生命の救世主・朝田龍太郎が、日本医療に革命を起こす!!
「医療」をテーマにした小説、ドラマ、漫画には数々の名作が存在し、また現在進行系で面白い作品が生まれ続けています。しかし、こと「医療マンガ」において『これは医龍超えたやろ!!』と思える作品ってぱっと思いつかなくないですか? 小説や実写ドラマでは追求しきれないであろう面白さという点で完成されてるんですよね。
ひとくちに医療モノと言っても、①「外科医・救命医を主人公にしたヒロイックな作品」 ②「ドロドロ院内政治」 ③「病院内人間ドラマ」 ④「社会派」などなどさらに細分化できるかと思います。『医龍』はほぼ全域を網羅しつつも①と②に特化した漫画として最高クラスの名作ですね。連載中のものだとフラジャイルやコウノドリなども文句なしに超面白いではありますが、医龍とはジャンル違いな感じです。
凄腕外科医が主人公の漫画って少年漫画のような熱さ・ワクワク感が魅力なので、そういう少年漫画、そろそろ登場してほしいです(ゴッドハンド輝みたいな)