鳥山明の漫画はやっぱり面白い!!!!
表紙は圧倒的に『鳥山明○作劇場』の方がいいけど、収録作が若干多いらしいので文庫版の『鳥山明 満漢全席』で読みました。個人的に『DRAGON BALL』より『Dr.スランプ』の方が好きなので、純粋なギャグモノの「SONCHO」「剣之介さま」「CHOBIT」が読んで楽しかったです。鳥山明の漫画が神がかってることは言うまでもありませんが、それ以上に自分にとって読むと子供に戻してくれる存在なんだと気づきました。『DRAGON BALL』の連載前に「騎竜少年(ドラゴンボーイ)」なんて作品があったのも今回初めて知ったのですが、もう初期の雰囲気はほぼ出来上がってましたね。でも本格連載に向けてのブラッシュアップが凡人のそれとはやっぱり全く違うんだな…。アイディアが溢れるというよりは自分をワクワクさせたいからそうなったって感じがするのが、みんなが鳥山明に夢中になっちゃう理由なのかなと思いました。
確か友達の家で読んだ気がするが、完全に記憶から消えていた。DRAGON BALLやDr.スランプに繋がるような世界観のものもあれば、映画に強く影響された(というかパロディ)ような作品もある。こういうことは大人になった今だからこそ分かる。
描き文字がとにかく素敵で、何でこんなことができるのか不思議だったのだけど、漫画家になる前の仕事でひたすらレタリングをしていたというのを知って納得。
Dr.スランプは今読んでも最高に面白いし、DRAGON BALLも現役(IPの収益がすごすぎ)だけど、もっと他にも描いてたらどうなってたんだろう?というのを想像させてくれる。身近にあるのが当たり前になっていて見過ごしてたけど、改めて唯一無二の強烈な個性だなと思う。