お料理がモチーフなのかな
こうふくは、「口(くち)」に「福」とも書けますし。 どれも、おいしそうです。 大福は柔らかくて一つ食べたくなる。 そのサンドイッチは‥まず味見して! お赤飯はホカホカが伝わってくる。思わず小豆を煮たくなる。 キャラクターも良い雰囲気の登場人物ばかりなのですが、料理に注目してみても、ほんわかできます。 また、しれっと当時のレシピのようなフォントで書かれた、作中に登場する料理のレシピも登場します。 ストーリーは一話完結の短編。 繋がりがなさそうと思ったキャラクターが、別の短編に登場していたりと、世界は繋がっています。 そういえば、親戚のおじいちゃんが「大正生まれだと偉そうにされたけど、わしも大正生まれだ!」と話をしていたなあと、ふと思い出しました。 学校の授業ではサラッとしか習わないけど、大正時代というのは自慢したくなるような年代だったんでしょうか。 この短編集を読んでみると、その気持は分からなくはありません。
大正まで遡るとファンタジーのようなテイストになるので漫画とは不思議です。
和菓子とか赤飯が出てくると日本だなぁと思いますけど。
生きたこともないのにノスタルジーな気持ちにさせてくれる漫画。
恋愛のシーンも恋愛ものと言うよりヒューマンストーリーですね。
昔と今の感覚のズレで瞬時にわからない場面はあります。
例えば「尋常小学校に通っています」とか
祖父母、下手したら曽祖父母世代の話なので尋常小学校じゃ何歳だっけ、今の高校生ぐらいで皆結婚していたなら早熟でもないのでは?と思ったり
日常の中にある小さな幸せを再認識する漫画、ほっこりするのでおすすめです。