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話題に出たマンガ一覧

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見晴らしガ丘にて

見晴らしガ丘にて

入院中の老妻を見舞った老夫が、同じ病室の名札に見た名前。それは遠い昔、初めて恋をした人と、同じ名前だった――。東京郊外にある住宅地「見晴らしガ丘」に暮らす、世代も立場も様々に異なる人々の、平凡な日常に起こった小さな異変を鮮やかに描いた連作シリーズ、待望の電子書籍化。第15回(1986年度)日本漫画家協会賞・優秀賞受賞作品。第一話~第八話を収録。
花咲ける孤独

花咲ける孤独

祖“こじらせ系”の魂は、時代を越えて受け継がれていく…… 1992年、24歳で自らの命を絶った伝説の漫画家、山田花子のコミックが、待望の電子化。“バカ”“ブサイク”“ビンボウ”の三重苦を抱え、クラス全員からゲロ呼ばわりされる山田花吉と、彼にしか見えない美少女ヒカルが主人公の、「ノゾミカナエタマエ」シリーズ、オーダーが上手く取れないなどの理由でクビとなる喫茶店アルバイトの経験を描いた、「心の暗闇」シリーズをはじめ、「マリアの肛門」「みんな燃えてしまえ」「悲しきダメ人間」など、ヤングチャンピオンやガロに発表の短編を中心に編まれた『花咲ける孤独』。“今、コイツのタバコを奪って目ン玉に押しつけたらどうなるだろう……対人関係に疎外と鬱屈を抱えながらも爆発できず遂には自家中毒を起こしてしまった作家の観察眼は、現在も古びていない。何気ない日常生活に潜む些細な心の動きを鋭く炙り出し、人間の見たくない部分を突き付ける傑作オムニバス集。
風と木の詩

風と木の詩

――ぼくを満たしてくれるものは、あのあつい肌と肌とのふれあい――。妖しい魅力を纏った少年、ジルベール・コクトーは抱かれることでしか心満たされず、威厳あるラコンブラード学院においても退廃的な生活を送っていた。あるのは、孤独だけ……そんな中、学院に1人の転入生がやってくる。セルジュ・バトゥール――貴族の父とジプシーの母の血を引き、黒髪ととび色の肌をした転入生。眩いばかりの純粋さで周囲を魅了する一方で、彼もまた埋めがたい孤独を抱えていた。共に孤独を抱えながら、対照的な2人は、傷つけ傷つきながらも交差する。19世紀南仏を舞台に開花する青春と愛を描いた、傑作ロマン第1巻!
夕暮れへ

夕暮れへ

ベテラン作家の埋もれていた名作短編が待望の復刊! 現在入手困難となっている『片々草紙』(1992年/話の特集刊)から8作品、また近作2本(「アックスVol.108」「キッチュ 3.5号」)を収録。 普通に生きる人々の人間味溢れる物語を飾ることなく描き、また近作では最後まで枯れることのないあからさまな人間の煩悩を、著者自身も長年経験した介護の現場を舞台に、圧倒的な画力と巧みな人物描写で描かれたドラマは絶品! 恋愛、夫婦関係、介護、孤独な老人、と重たくなりがちなテーマを、気取らず自然体で、善も悪も平等に織り交ぜて描く事の出来る著者は日本マンガの歴史においても貴重な存在。2017年12月より「ビッグコミックオリジナル増刊号」にてシリーズ連載『ぼっち死の館』を開始、と70歳をすぎてもマンガ表現にさらに磨きがかかる齋藤なずな、久々の作品集です。 収録作品 「夕暮れへ」「沖の稲妻」「インコの神」「ドッグフードを買ってお家に帰ろう」「カウントダウン」「螺鈿の舟」「銀杏」「スカートの中」「トラワレノヒト」「ぼっち死の館」
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