さすがという言葉しか出てこない。仰げば尊死──!!!
押しの強い鉄面男子に歯の浮くアプローチの猛攻を受けたじたじになる可愛い先輩が可愛い、それだけの漫画です。
Twitterでバズった作品が書籍化したり商業誌で連載化したりするのも珍しくなくなった昨今ですが、「タダで読んで気軽に『いいね』を置いていく」SNSとお金を払って読む雑誌や書籍とではとではあまりに読者層も越えねばならないハードルの高さも違うため、満を持して連載スタートしたものの爆死に次ぐ爆死で死屍累々…という現状は同じマガジンで連載の「ヒットマン」でも言及されています。が、この作品に関してだけ言えばあてはまらないでしょう。何と言っても「高木さん」の山本先生、クオリティも作家の知名度も期待値も段違い。さらには若手作家らしからぬ抜群の安定感! 山本崇一朗先生がデコッパチのツンデレ美少女ラブコメを描いたならそれはその時点で勝利が確定しているのです。
マガジンのラブコメ戦国時代っぷりは激化の一途をたどっていますが、これは戦況が大きく動く予感がします。