現代社会で満足に生きられないアラサー女性のあまりに”リアル”な物語

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普段は冴えないけれど、一芸に秀でていてその瞬間だけ輝くというタイプの主人公の物語は枚挙に暇がありません。

しかし、本作は本当に何一つとして自分に自信が持てる要素がない29歳のヒロイン。それでも、やはり彼女も一人の人間として輝く光景に魅せられ自分も輝きたいと乞い願う瞬間が訪れます。ただ、それでもあっさり主人公が輝けるようにならないのがこの作品の真髄です。

群像劇として様々な人物との関係が生じる中でご都合主義的なイベントが無いわけではありません。が、それらも安易に主人公の幸せに直結はしないのです。そういう意味で極めてリアルな物語です。

この弱くひたむきな主人公の行く末はどうなるのか。自分に重ね合わせて読める人には特に非常に刺さる作品でしょう。

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