創刊40周年記念超特大号! ●新連載! 巻頭カラー『棘にくちづけ』如月ひいろ●『ラブファントム 番外編』みつきかこ●『突然ですが、明日結婚します』宮園いづみ●カラー2本立て『せいせいするほど、愛してる 番外編』&『愛しさって、たぶんふしだら』北川みゆき●『夢の雫、黄金の鳥籠 番外編』篠原千絵●カラー2本立て『はぴまり~Happy Marriage!?~ 番外編』&『恋はつづくよどこまでも』円城寺マキ●プチコミック40周年・豪華作家陣直筆お祝いメッセージ●『今宵もあなたが眠るまで 出張版』藤原よしこ●『王様に捧ぐ薬指』わたなべ志穂●ギャグ新連載『色々事情がありまして』粒見よう子●新作カラー『P.A.(プライベート・アクトレス)』赤石路代●プチコミ40周年記念企画・あの日あの時あのページ●巻中カラー『蜜夜婚~付喪神の嫁御寮~』大海とむ●『深夜のダメ恋図鑑』尾崎衣良●『オトナの遠足』川瀬あや●『恋うま番外編・恋するオモチャ』長江朋美●カラー2本立て『さあ 秘密をはじめよう 番外編』&『きっと愛してしまうんだ。』一井かずみ●『日南子さんの理由アリな日々 番外編』水沢めぐみ●『キラキラハートドロップ』はやかわともこ●『官能小説 番外編』藤井みつる●『恋をするまで愛してる』織田綺●『君に好きになってもらうために』畑亜希美●名作PICK UPプレミアム『魔女は二度喘ぐ』北川みゆき
今年読んで良かった読み切り漫画は? 【2018年】
少女漫画から8月分。
2018年9月号 プチコミック『ピロ―トーク』
→吉原由紀先生の短編。人形のように無表情なキャラが、次々と奇妙な行動をとるところにおかしみを感じる。そして抱き枕扱いの上司が結局ほだされてしまうあたり、王道ラノベ的でよい。
9月分。
2018年10月号 フラワーズ『鉄とマヨ』
→衿沢世衣子先生の短編。意味が分からない設定なのに、ぐいぐい読まされてしまう謎の霊圧を感じる作品。結局メリルちゃんの目的は分からずじまいだったが、ひと夏の冒険譚という感じで不思議な余韻が残った。
2018年10月号 フラワーズ『三分間の魔法』
→無職の青年が、三分間だけ透明になれるキャンディーを使って、昔憧れていたヒーローの真似事をする話。ラスト、助けた女の子の笑顔を見るだけで満足してしまう、主人公の不憫なキャラがいい感じ。何より犬が可愛くてほっこりする。
10月分。
2018年11月号 Cocohana『読めすぎる女の婚活事情』
→お見合いパーティーで出会った犬猿の仲な男女が、田舎の農業体験を通じて親しくなり、見事カップルに……と思いきや、まさかのどんでん返し。しかしツッコミどころは満載なものの、最後に救済措置的シーンもあり、楽しく読めた。あと婚活では自意識過剰になりすぎないように、という教訓が得られた。
2018年11月号 KISS『君の羽根はきらめく』
→デビュー作。宝塚を目指すヒロインと、野球少年のピュアな恋愛モノ。淡い恋心と思いやりと青春のきらめきが詰まった、地味にいい話だった。しかし宝塚といえば、かげきしょうじょ!という名作があるのでつい比べてしまいがちだけれど、単にアイドル(またはバレリーナなど)にしてしまうとストイックさが消えてしまうので、やはり宝塚という舞台設定がベストなのではないかと。
2018年11月号 KISS『青嵐』
→公募トップ賞。短い中に濃厚なドラマがぎゅっと詰まっていて、最後まで楽しく読めた。しかし、ポエミーな台詞回しがあちこちにあり、若干古臭い。そのせいでキャラの行動が演技がかっているように見える(西炯子先生のキャラを悪化させたような)。もう少しナチュラルな口語のモノローグを入れた方がいいけれど、それもこの作品の味なのかもしれない。
ナチュラル
思いやり
野球少年
君の羽根はきらめく
KISS
読めすぎる女の婚活事情
ココハナ電子版
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ひと夏の
プチコミック
西炯子
衿沢世衣子