会社を辞めたあの子、どうしてるんだろな
「凪のお暇」は、主人公・凪が突如会社員をやめ、身一つで郊外へ引っ越し、八方美人な性格からサラサラストレートヘアまで、完璧超人を演じるのをやめた「お暇」時間を描いた物語。 自分が28歳ぐらいのとき、派遣会社の人に「会社を辞めて新しいことをしたくなる時期ですよね」と言われたけど、凪もそんな感じだったんだろうか。 初登場は嫌な感じのキャラクターでも、だんだんと好きになれるのがこのマンガの最大の特徴だと思う。 人を見かけで判断しないとか、見えている一面だけがその人の本質でないとか、言葉にすると少し説教くさいことが物語中で描かれているからこそ、生み出せる技なのかもしれない。 ちなみに、作者さんが呑兵衛&DIY好きな方なので、このマンガの中にも片鱗が。 真似をするのも楽しい。
完全に良い奴も完全に悪い奴もいなくて、この状況でこのキャラクターならこうなるでしょっていう読者の予想を裏切って、ドキッとさせるのがうまい。いかに自分がテンプレに毒されてるかが分かる。
最初の方は空気を読まずに臨むことや、先入観にとらわれないことによって、状況は苦しくても新しい人生が開けるような希望があったけど、だんだんそう単純じゃないような事態になってきてる…。いま一番続きが気になる作品です。
予想を裏切る感じすごくわかります!小さな「わかるわかる!」で共感している分、予想と違うとハラハラしますよね。けなげな凪ちゃん…応援したくなります。
ですね!坂本さんと仲良くなった回が特に好きで、これは買おうと思いました(美容院で読んでた)。
その回で凪ちゃん意外と芯強い!って思いました。しかもちゃんとフォローしてあげて優しいし。幸せになってほしいですね><