原点にして頂点の酒漫画
原点にして頂点という言葉をこの漫画に捧げたい!! 現代的なアイテムや背景が登場すればするほど、時代感のアップデートされなさが浮き彫りになっていく酒のほそ道。 楽しく美味しく呑めればいいじゃないかと言いながらもめんどくさい酒呑みばかりが登場し、でも結局みんな楽しければいいじゃないかというところに収束していく酒のほそ道。 アプデ前の人も後の人も、楽しくなるまで呑んで食べればそれでいいよね。自分がよければいいの極地がここにある。みんな自分勝手に楽しければいいんです! という空気感が絶妙に好きなんですよね。 めんどくさいこと言いながら、干渉し合っているよいでありながら自由に酒を楽しんでいる宗達がなんだかんだ好きなんだなあ。 自宅でつまみを作りながら酒を飲む回はレシピ漫画としても重宝するし、一人酒も飲み会もちょっといい店もいろんな酒の楽しみ方が学べる(?)のもいいところ。 時代に迎合することもなく、自分の信念を押し付けることもなく、適度にめんどくさいリアルなスタイルを貫いてくれる酒のほそ道が好きです。 誰よりもめんどくさいカスミちゃんがどんどん宗達に影響されてるのかわいい。めんどくさかわいい。
12月19日に最新刊44巻発売。
毎年2巻、大体は夏と冬に発刊。
というわけでほぼ連載22年か。長いねえ。
で、どうせまたいつものことで
新刊発売のころにソレとは別に
コンビニコミックも発売されるんだろうな。
「冬の味覚スペシャル」とかなんとか(笑)
酒ほそはそもそもが「酒と肴の歳時記」だし
22年も連載していれば、冬の季節ネタだけでも
少なくとも22本はあるだろうし、
余裕で季節本を編集できるだろうね。
宗達君もリアルに歳を重ねていれば
そろそろ定年退職が見えてくる歳になっているところだが(笑)。