描ききってほしい作品!たのむよ〜
『アオアシ』の小林有吾先生作 天才監督・脚本家 恩田キヨハルを中心に自主映画を製作に関わる高校生たちが自身のトラウマや葛藤と向き合いながら成長していくヒューマンドラマ。 小林先生の書くキャラは皆、瑞々しく動きや 表情、会話の言葉選びで物語においてどんな役割を持っているか伝わってきます。 ただ1人だけ、主人公のキヨハルは内面描写がないので何を考えているか分かりません。 ただ、彼が本当にいいものを作りたいと真っ直ぐに進んでいきます。それに、関わっていく人々は行動を解釈し影響され成長していきます。 それを読んでいると、いつの間にか心を揺さぶられ、俺もやんなきゃな〜となっている自分がいます。 巻末漫画にも描いてあったように、アオアシの連載で忙しいと思いますが小林先生が満足いくように自分のペースで描ききってほしい作品だな、と思います。 カメラマン編の「要らん」のシーンはしびれました。 おすすめの作品です!
当時の月スピ副編集長に見出されて2014年に掲載された作品の続きらしい。
2014年2月号に1作目、同年7月・8月号に前後編で2作目を発表して、今回が3作目。1・2のどちらも読んでいないけど楽しめた。
鎌倉文化高校映画研究部の部費が全くないことでもめているところから話が始まる。その原因は主人公で監督のキヨハルがリテイクを出しまくって作品が完成しないから部費がもらえない模様。キヨハル曰く、作品をダメにしているのはカメラマンらしく、そんな時に一枚の写真がキヨハルの目に止まって…という話だった。
小林有吾らしい天才の描き方、青春の熱さで前の話を読んでいないのに面白かった。これから化学反応が起こりそうで後編も楽しみ。というか、単行本になって欲しい。