京極さんっぽさは何処だろう
京極夏彦といえば妖怪かなと思うけど別の人も書いてる通り妖怪は出てこない。 近未来SFのような世界観で、人類が一度絶滅しかけたパンデミック後の世界で、全ては「端末」で管理されている。主人公とその仲間はJKなのだがみんな設定が特徴的で、THE平凡といったキャラがいないのもまたこの状況下だからなのかなんなのか。 資産家の娘、IQ220の天才で変人、デフォルメ模写能力?が異常に高い娘や、異常な身体能力を持つ影のある娘などなど、特徴が憶えやすくなんとなく「少年探偵団」を思わせるところがあるかも。京極さんらしいわけではないけど。 別作品でもコメントを書いて本作を知ったんだけど、樋口彰彦先生の線が好きなのでとても読みやすい。KADOKAWAっぽいというかなんというか、余白の使い方やコマ割りなんかも洗練されているように感じる。 ルー=ガルー というのが 人食い狼 ということなのだそうだけど、3巻で完結ということで一気読みがしやすく良いと思う。
ってこれ読んだの随分前だから、続編出てたの知らなかった!!読まなきゃ…(備忘録)