グレート・ティーチャー・鈴木
当時は「こういう学校モノってどうせいじめ問題の話でしょ〜」と食わず嫌いして読まなかったのですが、全然そんなんじゃなくてめちゃくちゃ面白かったです。武富健治節が炸裂していてたまりませんでした!女子生徒の長靴姿に萌えたり、同僚教師が暴走したり、恋人が生き霊を飛ばしたり、とにかく名シーンが豊富ですが、特に性教育からの鈴木裁判が印象的です。鈴木先生の「普通なら面食らってしまう話題だがこのクラスは俺が仕込んだおかげで議論が白熱してしまっている…!」というセリフには笑いました。たった半年の間でここまで成長した2-Aの生徒達が、これからどんな大人になるのか続きを読んでみたくなりました。
絵が苦手で読んでいない人はけっこういると思う。私もその一人で、濃いタッチがなんとなく好きじゃなくて、なかなか手が出せなかった漫画です。とりあえず読んでみて、内容も濃いなぁ…と思いました。
実写化されたドラマでは良い意味で、わかりやすく見やすい演出がされていたのかな。主役の鈴木先生を長谷川博己さんが演じたのはかなり神的なキャスティングだったし、映像も原作もそれぞれ面白いですが、原作の方が濃い目です。じっくり読みたい漫画ですね。