1985年のソドム 古屋兎丸短編集
古屋兎丸が描く、青の時代。近年(2015~2021年)の最新未収録短篇を集成! 「ライチ光クラブ」との出会いを描いた〈自伝的〉表題作『1985年のソドム(前・後篇)』ほか、多感な少年少女の葛藤と成長に満ちた作品集。※全5作収録 なにが正解かなんてわからない この線は間違った方向にひいているのかもしれないし 誰かにとってとんでもない傑作になる線かもしれない そんな思いで何万本の線を重ねてきただろう (『1985年のソドム 後篇』より) 収録作品 『少年』(2015) 『ソーマキルの予告』(2020) 『麻布十番に死す』(2018) 『女生徒』(2018) 『1985年のソドム 前篇』(2020) 『1985年のソドム 後篇』(2021)
アマネ†ギムナジウム
宮方天音(27歳)。年齢=彼氏いない歴。門前仲町にある築80年の一軒家に住み、派遣社員をしながら、人形作家をしている。ある日、贔屓の画材屋から古い粘土を譲り受け、ドイツの全寮制の「ギムナジウム」をテーマにした7体の少年の人形を作り上げる。その粘土には秘密があるという店主の言葉を思い出し、天音が人形たちにキスをすると、光が放たれ、彼らが動き出した。
インノサン少年十字軍
無垢なる少年たちを待ち受ける、残酷な運命。――鬼才・古屋兎丸、渾身の衝撃歴史絵巻、誕生!この名もなき少年たちが、歴史に名を残すことになる――1212年の春、フランス北部の田舎町。神に愛されし“奇跡の子”エティエンヌは、12人の仲間と共に「少年十字軍」を結成する。希望に胸躍らせ行進する彼らに、次々に襲いかかる過酷な試練。彼らの穢れなき瞳は、遥か彼方の聖地、エルサレムを見据えていた……。古屋兎丸が圧倒的筆致で描く、純粋な魂と奇跡の物語!
ライチ☆光クラブ コラボレーション
『ライチ☆光クラブ』刊行15周年記念、古屋兎丸×和山やま、『ライチ』スペシャルコラボレーション本! 全184P、カラー多数! ★古屋兎丸の単行本未収録スピンオフ「ユメミル眼帯」(43P) ゼラとジャイボの二人を描いた掌編「ユメミル黒薔薇」(4P) ★和山やまがデビュー以前に個人的に制作しそのクオリティが一部で絶賛されていた 和山版『ライチ』二次創作ショート漫画集 ★古屋・和山、それぞれによる単行本未収録『ライチ』カラーイラスト多数 (個々の作品への二人のコメントやりとり付) ★古屋×和山、待望の初対談「同じ黒い星のもとに生まれて」
ぼくらの☆ひかりクラブ
☆傑作『ライチ光クラブ』前日譚!少年たちの秘められた過去が、いま明かされる――。☆工場の煙に覆われた螢光町の片隅にある、「光クラブ」と名づけられた少年たちの秘密基地。無邪気な遊び場が、残虐な物語の舞台へと変貌したのは何故なのか――。☆特別ふろく『ライチ☆4コマ劇場』付き!