みゅじこふぃりあ
あらすじ
美しい風景や音で溢れる京都を舞台に、芸大生たちが新しい音楽を鳴り響かせる――。「今、生まれるべき音」の芸術を追い求める若き群像とその疾走を、さそうあきらが色鮮やかに描き出す!『神童』『マエストロ』に続く音楽シリーズ第3作!!
あらすじ
オレ、圭太(けいた)。高校入試を控えた受験生。双子の姉ちゃんに助けられながら受験勉強中なんだけど、その二人の姉ちゃんは、幸か不幸か超積極的!おまけに誰もが振り返る美少女ときてる。果たしてこのイケナイ恋は実るのか……ではなく、高校合格できるのか!?たったひとりの弟をめぐって巻き起こる、ツープラトンお姉ちゃんズ・エロコメディー!!
あらすじ
不本意ながらも進学した高校で凪紗が出会ったのは病弱な少女 茉白。初対面であるはずの彼女は凪紗が受験に失敗した原因とも言える少女だった…。自分を変える為、凪紗は茉白を「好き」になろうと決意する。器用で不器用な少女が紡ぎ出す濃厚百合世界。
だいしんゆう
あらすじ
木南陽奈は小柄で何をやってもトロい。一方北瀬紗月は背も高く明るくハキハキしている。陽奈はなにかといじってくる紗月をうっとおしいと思いながらも気が付けば友達になっていて…!? 大島永遠が描く思春期女子の青春友情ストーリー!
「神童」ではピアノ、「マエストロ」ではオーケストラ、そして音楽3部作のラスト「ミュジコフィリア」では現代音楽と作曲がテーマになっています。現代音楽も作曲もあまり馴染みのないマニアック度の高そうなテーマですが、読んでいて音楽が流れてくるような感覚になれるのは他の2作品と同じでした。しかも「ミュジコフィリア」は音楽だけでなく偉大な作曲家の父を持つ腹違いの兄弟の確執も見どころです。主人公は音楽の才能に恵まれているものの愛人の子供なので環境に恵まれた兄に引け目を感じてしまい、あえて音楽を避けて生きてきたのです。しかし現代音楽と出会ったことで自分の音楽への想いに向き合っていくようになります。優秀な学生を集めて作曲合宿をするシーンでは「未聴感の音楽とは?」について語られるのですが、まさに「いい漫画とは何か?」と一緒だと思いました。ここについてもっと掘り下げて知りたい人はさそう先生の「マンガ脚本概論 漫画家を志すすべての人へ」を読むことをオススメします。