水木先生とぼく
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あらすじ
家の改築好き、大の美人好き、水木サン独自の漫画コマ割術など……アシスタントだからこそ知っている水木サンの知られざる素顔がここに!つげ義春、赤瀬川源平、南伸坊など後の著名人との親交や、妖怪ブーム到来までの秘話など、水木ファン垂涎のエピソードを収録。生誕100周年記念出版の文庫化にあわせて、「怪」に連載した「アシスタントの日々 水木先生とぼく」と、「おまけの水木先生とぼく」を書下ろし!巻末には単行本時収録した京極夏彦氏の寄稿を再録。
ぐーぐーだってねこである
グーグーだって猫である
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あらすじ
その日、ペットショップのすみのケージでウトウトしていたひときわ小さく元気のない子猫。それがグーグーでした――。

猫のいた日々

小学生の頃、ある日、母が家族になんの相談もなくいっぴきの猫を連れ帰ってきた。もう子猫とは言いがたい白いチンチラで、目は綺麗なエメラルドグリーンだった。母曰く、気がついたらペットショップで購入していたとのことだった。当時の私は、この珍事件に歓喜したのか、さっそく翌日にはクラスメイト全員にアンケートをとり、そして名前が決められた。Jといった。 家族や私の友人にたいへん可愛がられたJだったが、数年が経つと、事態は少し変わっていた。私は中学生になり、部活や勉強に忙しく、あまりJの相手をしないようになった。その代わりに意外にも、父がJの世話に熱心になった。夜、父が仕事から帰ってくると、Jは歓喜乱舞した。父が外へ連れていってくれるからだ。毎夜、Jと父は15階建のマンションを上から下まで何往復もしてから疲れ果てて帰ってくるのだった。父と折り合いの悪かった私にとっても、この外での遊びは好都合だった。 しかし、世の中とは不可思議なもので、Jと父とは相思相愛にはならなかった。いわば父はJの遊びに利用されていただけで、Jを好きすぎる父はいかんせん触りすぎる。Jはそれをちょっと鬱陶しく思っていたらしかった。家族が寝静まる夜なか、Jはふらふらと寝床を探しはじめる。高校生になっていた私はいちばん遅くまで起きているようになった。父の部屋はJが出入りできるようにいつでも開けてあった。それでもJが父の布団で寝ることはなく、いつも私の部屋の閉ざされたドアをガリガリと引っ掻いた。その音のせいで寝られない日もしばしばあった。時々、気が向いた日にだけ(それはつまり色々あって落ち込んでいたり寂しい思いをしていた日だ)ドアを開けてやっていっしょに寝た。 大学生になると私はすぐに家を出た。Jのせいではないが、父との折り合いはますます悪くなっていた。家を出ると、すぐに生活が一変した。それまでずっと視界にモヤがかかっているかのようだった慢性的鼻炎が瞬時に治ったのだった。「バカは風邪をひかない」という言葉は真であるとそのとき私は思った。たぶん、私は猫アレルギーだったのだ。 グーグーを読んでいると、猫のいた日々を思い出す。長年、思い出しもしなかった記憶が沸々と湧き起こってくる。そして、なんだかよくわからないけれど、ボロボロと涙が溢れてくる。けっしていい飼い主ではなかったのに。 Jも父もいまだに健在だ。でも父は、年に一度あるかないかで会うたびに年老いたなあと思う。Jもそろそろ猫でいえば化けてもいいぐらいの年齢になっている。家出していらい、家には寄り付かないようにしていたが、そろそろこちらから訪ねてみてもいいかもしれないと柄でもないことを思った。Jは私のことをまだ憶えているだろうか。

影絵が趣味
影絵が趣味
ははがしんどいかどかわぶんここみっくす
母がしんどい
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あらすじ
「親と一緒に居るのが息苦しい。でも決別するには罪悪感がある」 そんなあなたにこそ読んでもらいたい、元祖毒親コミックエッセイ!・些細なことで突然キレて暴れ始める・ブラジャーを買ってくれない・アルバイトも学校行事も邪魔をされる・喧嘩をしたら職場に抗議の電話――これらはほんの序の口。何もかも支配され続ける生活に限界を感じた永子は、母親と縁を切ろうと決意するが……!?テレビ・新聞・雑誌で話題沸騰!しんどい母から自立し、自分なりの幸せを掴むまでを描いた感動のコミックエッセイ、待望の文庫化!【電子特典:描き下ろしマンガ付き『母がしんどいから8年』】
わたしたちははんしょくしているかどかわぶんこ
私たちは繁殖している
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あらすじ
私はジジ。繁殖期を迎えた女。待望の妊娠、そして出産。自然なことだと思うのに、なぜか世の中にナゾは多い。会陰切開をしないと子どもは産めないの? 母乳をあげると乳房は垂れるしかないの? 母親学級って行かないとダメ? 腹帯をしないとなぜ叱られる? 妊娠、出産の代わりに失うものはあるのか? 予備知識ナシで当たって砕けてまた立ち直る、痛快妊産婦物語。なぜかベストセラー、さらにドゥマゴ文学賞受賞! 生命と医学の謎に無知のまま挑む問題作、第1弾が待望の電子化! 現在の生活と心境を描いたあとがき付き! ※本作は『私たちは繁殖している』(ぶんか社版)と内容が一部重複しております。お買い求めの際はご注意ください。
ものかげにあしびょうしかどかわぶんこ
物陰に足拍子
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あらすじ
するときもちいい。求められると安心する。生きていてもいいというきもちになるみたい……。両親を失い、兄夫婦と暮らす高校生、みどり。家も、学校も、うっとうしい。おし入れの中だけが、保健室のベッドだけが、安心していられる場所のような気がする。そんなけだるい日々のなか、みどりは誘われるままにひとりの少年と関係を持つ。刹那的なつながりであってさえもひそむ温かさ。それを切実に求めようとする心……。微熱のような倦怠のなか、開かれていく性を描き、圧倒的な支持を得た問題作! ※本作は『物陰に足拍子』(実業之日本社版)と内容が一部重複しております。お買い求めの際はご注意ください。
ヘンなくだもの
1巻を試し読み
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あらすじ
あたしは顔はかわいいけど、ものすごっくいじわるな女です。とくに男の人を傷つけるのがだあいすき。あなたにも男の傷つけ方をお教えするわ。(1)まず寝ます。(2)また寝ます。(3)もいちど寝ますがそのときに……。とってもカンタン、またしよう、と思ったのですが、そうは問屋がおろさない!?世界にあふれるヘンな人たち、次々に繰り広げられる思いもかけないオチ。はたしてあなたは、笑うか、怒るか、脱力するか!?可笑しくて、ちょっとエッチな連発コミック!
まんがにほんせいきょういくとーく
マンガ日本性教育トーク
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あらすじ
精子と卵子って何?生理用品やコンドームをどう説明する?セックスは?親なら避けては通れない子どもとの「性」のお話を、経験をもとにマンガで紹介。内田春菊流の自然体子育ては、性教育にも生きてます!
かれのばたーないふかどかわぶんこ
彼のバターナイフ
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あらすじ
「私の名はシシィ。はっきり言ってセックスのことしか考えていないナスティ・ガール」。からだをくねらせ、夜の街を歩いていたが・・・・・・。頭はやらしいことではちきれそう! エッチで笑えるコミック!※本作品は電子書籍化にあたり、解説が未収録となっています。あらかじめご了承ください。 ※本作は『彼のバターナイフ』(ぶんか社版)と内容が一部重複しております。お買い求めの際はご注意ください。
めをとじてだいてかどかわぶんこ
目を閉じて抱いて
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あらすじ
平凡なサラリーマン生活をおくる周は、ある夜、ニューハーフパブに間違えて入ってしまう。最初は戸惑う周だったが、その店のナンバーワン、妖しい魅力をたたえる花房に心を奪われ、真剣に思いを寄せるようになる。周の交際相手だった樹里は、そんな彼の心変わりが納得できず、花房に接近をはかり……。人間の性のどうすることもできない痛みと哀しみを大胆に描き、発表時に話題騒然となった衝撃の長編コミック。 ※本作は『目を閉じて抱いて』(祥伝社版)と内容が一部重複しております。お買い求めの際はご注意ください。
のーとぶっくかどかわぶんこ
ノートブック
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あらすじ
女子高生のキサラはある日、自分のノートに書かれた不可解な落書きを見つける。いったい誰が書いたのか・・・。もしかして、自分が知らないうちに?表題作のほか、人と人とのつながりの危うさを描く7作品を収録。※本作品は電子書籍化にあたり、解説が未収録となっています。あらかじめご了承ください。 ※本作は『ノートブック』(朝日新聞社版)と内容が一部重複しております。お買い求めの際はご注意ください。