せきがんのりゅう
あらすじ
『鉄人28号』など多数の代表作を持つ漫画界の巨匠・横山光輝が、武田信玄(たけだ・しんげん)の軍師であった山本勘助(やまもと・かんすけ)の活躍を描く歴史大作!戦に敗れた勘助は、負傷した忍者・源蔵(げんぞう)とともに、落ち武者狩りから逃げていた。そして追っ手から逃れるために侵入した民家で捕らえられそうになった勘助は、敵に刃向かって切り捨てられてしまう。かろうじて息をしていた勘助は源蔵の介抱で回復するが、片目と片足の自由を失っていた……。
たけきおうごんのくに
あらすじ
僧侶から戦国大名に成り上がり、下剋上の戦国を体現した「蝮の道三」こと斉藤道三の生涯を、『サラリーマン金太郎』の本宮ひろ志が熱く描く!法蓮房という名で僧としての一生を送るはずだった道三は、己の熱き魂が寺の中だけで留めることができないと知り、出奔する。時は戦国、群雄ひしめくなか、道三は頭角を現すことができるのか?
ほむらのめ
あらすじ
1945年、敗戦国、日本。異国の植民地となったこの国において、日本人は奴隷のような生活を強いられていた。死と隣り合わせの日常の中、売春宿の下女として働く少女は出会う、神をも恐れぬ戦慄の拳に……!!暗黒の日本を生き抜く屍山血河のバイオレンスファンタジー、ここに開幕!!
たけだしんげん
あらすじ
応仁の乱に端を発する混乱は、日本中に戦乱の嵐をもたらした。明日をも知れぬ下克上、戦国時代である。甲斐の若駒、大地に立てり。見つめる先はただ、天下。
大河ドラマにもなった新田次郎さんの小説のコミカライズ版です。小説も読了済み、大河ドラマも鑑賞済みです。 さらにこれはかなりレアな珍事だと思うのですが、同じ原作小説を元にして、横山光輝先生もコミカライズ版を描かれてます!!! https://manba.co.jp/boards/72183 横山先生とさいとうプロという二大巨匠が同一原作で競作という珍しい事態となっています。 比較しながら読んでみると、両先生とも原作を取捨しながら、厚く書くところとさっぱりスルーするところのメリハリをされているのですが、その取捨選択が違くて興味深いです。 このさいとうプロ版は、どちらかというと戦のシーンや性的なシーンが豊富で、刺激的な大人のマンガという感じがします。 よく横山先生の作品が登場人物の区別がつかないなどと揶揄されますが、こちらのさいとうプロ版でも頻出する武田重臣すら区別がつきにくいので、登場人物が多い歴史物は難しいんだなと感じました。 個人的には横山版の方が楽しめましたが、これは多分人によると思います。