10年前に結婚を約束した美少女のことを今も想い続ける、夢見がちな高校生・小林三平太。ところがある日、彼の前にちっとも美少女じゃない人型ロボット・ケメコが現れ、結婚を迫る!はたしてケメコは、敵か味方か、それとも本当に嫁なのか!?三平太のデラックスな日々が、今ここに幕を開ける!
長女=尊大、次女=ロリ、三女=天然――。久遠寺三姉妹におつかえするのは楽じゃない!!白猫参謀&皇ハマオの絶妙コンビが送る超絶スラップスティックコメディが登場!さぁ、おつかえの準備はOK?
その昔、「空幻」という大霊狐が三槌家の守り神に祀りあげられた。あらゆる術を操る賢い狐だったが、同時にいたずらが大好きで悪事を働いてばかり。それを見かねた三槌の司祭は、空幻を裏山の祠に封印してしまう。やがて現代、命を狙われることになった三槌家の末裔・高上透を守るため、空幻は解封される。果たして空幻は、透を妖怪たちから守ることができるのか……!?
終戦間もない昭和の日本。女学校に通う楠本頼子と柚木加菜子は、最終列車に乗って湖に行く計画を立てる。当日、加菜子は到着した電車に轢かれてしまう。偶然居合わせた警視庁捜査一課の木場刑事は、混乱した現場で頼子の監視を頼まれる。加菜子の安否を気遣う頼子とともに、運ばれた病院に向かった木場は、そこで加菜子の姉と名乗る女性、柚木陽子と出会う。それは、木場が憧れていた女優、美波絹子その人だった。京極夏彦の大ベストセラー小説のコミック版ついに刊行!!
田舎で生まれ育った小山田耕太は、転校先の高校で、上級生の美少女・源ちずるにラブレターを渡される。呼び出された音楽室で、いきなり押し倒されてしまう耕太。驚いていると、ちずるにケモノ耳と尻尾が生えて…!?おっぱいの大きなケモノ耳つきお姉さんは好きですか?ちょっぴりえっちなMF文庫J人気作、待望のコミック第1巻!
本格小説のコミカライズはたいていがっかりさせられます。なので本作を読むにあたっては少々慎重になりました。なにせ京極夏彦の傑作が原作。どうなることやらと思っていましたが…意外とうまくはまりました。事故で重傷を負い治療中の少女が忽然と消えた。事件の背後に絡みつく憑き物を落とすため、京極堂こと中禅寺秋彦が重い腰を上げる…と、端折ればこんな話ですが、本来は相当入り組んだストーリー。これを、ひと目見ればわかる漫画の利点を生かして、うまくまとめています。また描写で感心したのが、探偵・榎木津礼二郎の容姿。原作では超のつく美男子で、いまひとつイメージしにくかったのですが、なるほど少女漫画的なアプローチだとしっくりくるなぁと目からうろこでした。さらに思い切りの良さにびっくりしたのが、全5巻の3巻で犯人をばらしてしまうこと。で、残りの2巻はまるまる憑きもの落とし。読者の興味を冷ますことなく、ちゃんと見せ場へ導いてしかも枚数かけている。単純な推理小説じゃないこと、わかっておりますな。