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オスマン・トルコの時代に生きた実在の女性・エイメの物語。エイメの姉・ジョセフィーヌがナポレオン夫人であったこともさることながら、エイメが偉大なる皇帝ピョートル大帝の母であったことは知られていない。不幸な生まれながら、生涯一人の男性を愛しぬいたエイメ。そのエイメを生涯愛しぬいた一人の男・シルバーン。史実に基づいた、美しくも悲劇の物語。

清水みのる読み切り４編収録。「梅暦」・・・夢見荘で暮らす大学生のもとに突然現れた花嫁との一週間。／「タマキノコヒ」・・・たばこ屋の元気な看板娘タマキが一途に愛する旅人公平。彼の心は永遠に天国に住むあの人のもので。／「椿の夜」・・・背中フェチの画学生が見つけた理想のモデルとの愛の行方。／「恋の定理はバニラの法則」・・・歌舞伎町のキャバ嬢バニラが客として出会った数学オタクの恋愛オンチのキョージュ。彼がお見合いに成功するため恋のレッスンを請け負うことに。／1990年代後半、講談社kissカーニバル誌掲載。

夫の留守中忍び込み、自分を強姦した男が腹上死。有名人の夫の名誉を守るため彼女がとった行動は？（「素直な女」）父の愛人の名前を飼っている小鳥につけて絞め殺す母の姿（「情景は溶解する」）不倫している若い女と家族に見捨てられた少年と、殺された嫌われ者の老女の接点は（「一番哀しい歌」）精神科に通う美少女と、その家族の隠された恐るべき素顔（「天の配剤」）円満に思えた結婚生活に静かに忍び寄る危機と狂気（「愛は崩れた」）日常生活に潜む静かな狂気と驚愕のラスト。読むほどに怖くなる、珠玉の心理サスペンス集

マケドニアから彗星のごとく現れたアレキサンダーは、戦略に長け、強いだけではなく武将としての礼節をわきまえた男だった。捕虜となった国の民にも礼節を尽くし、多くの国を手中にしてもなお、臣下や侵略した国の者から慕われ、崇拝されていた。そんな大王アレキサンダーにも弱点はあった。ロクサーネという小国の皇女。ロクサーネは他の多くの女のようにアレキサンダーになびかなかったのだ・・・かの大王アレキサンダーの伝説が、かくも美しい恋愛劇だったという物語。

作家のジョーは、小説が書けなくなった。彼の別荘に向かったレジィは、そこで「誘惑」と呼ばれる美女や、「嫌悪」「殺意」と呼ばれる男達を目にする。レジィは、「誘惑」が二十年以上、年をとっていないと気づく。――彼女は何者？　傑作短編集！

熱帯魚育てをしたことがなかった作者。　担当氏の口車にのせられ、愉快な熱帯魚ライフがスタート。　家族（夫＆犬）を巻き込みつつの悲喜こもごもをお送りします。　超初心者向け指南書……になっていることを祈りつつ。

コンシェルジュ、それは究極のおもてなしビジネス。ホテルリミングトンヨコハマの新米コンシェルジュ、来栖実々は、お客様からのあらゆるリクエストにおこたえしていく。たとえそれが、「奥さんとよりを戻したい」というものであっても――！

「せんせい、あのね、ぼくのおうちは　おねいちゃんにしたがうおうちです」小学２年生の類（るい）は、優しい母と、4歳上の姉・杏（あん）の三人暮らし。毎日長時間シャワーを浴びドアノブにも触れない極端な潔癖性の杏は、類を汚いものとして激しく嫌い、母の留守中に手袋をして暴行、虐待していた。泣き叫ぶ類。なぜか杏に遠慮がちの母。閉じられた家庭の中で、それぞれの心の闇に出口はあるのか…家族の現実に迫る問題作。

家庭科の教師・弓香は翻訳家の夫・オサムとの平穏な日常を愛している。 そんな弓香のところに、服飾デザインへの夢と情熱に瞳を輝かせた生徒の正午がやってきて…。 次第に正午と弓香の仲は恋愛ギリギリのところまで接近！夫オサムは家出をするわ… そこへ正午の彼女・美砂もからんだ四角関係へと発展する！交錯する思いの行方は！？ 表題作ほか、ストリートミュージシャン同志の恋「Red，Red Rose」や初めて関西弁の大学生に恋をした女子高生の想いを綴った「ルーズの純真」など傑作長編を集めました。

青森出身の25歳・優子は職場で不倫の関係を隠しつつ、自分の居場所は東京だと強く信じていた。 だがある日、都内で幼なじみのサトシと18年ぶりに再会する。 自由奔放な性格で放浪癖のあるサトシを同居させるハメになった優子は、その生活が大きく変化してゆく…。 ――すべての、地方から上京している人たちへ送る奥田流応援歌！ ほか、周りと歩調を合わせられず「なんて世の中はくだらないの」と孤独を愛し生きている高校生少女の初めてひとを好きになる気持ちを描き出したよみきりも収録。

難病「ベーチェット病」にかかった隆之は、「いつかは分からないが、やがて必ず失明する」状況におかれる。いま見えるこの空も、街も人も全て、何も見えない人間として生きなければならなくなる、、、。恋人の顔さえも――さだまさし先生の原作を漫画化！

「願いを叶えて貰うには、必ず月に一度何があっても月参りをすればいい」… 稲荷神社へ願い事をしにやってくる娘たちと、それを温かく見守る銀子が育む母娘親子感動物語。 表紙は後に描き下ろしした物となります。

小川松風というペンネーム時代の、花とゆめでのデビュー作『機械仕掛けのピアニスト』からの短編読み切り作品を掲載しております。

「ねぇ、、、斎藤さん、わたしはあなたの家庭を壊すために来た、、、。教えてあげるわ、あなたが信じている幸せなんてただの錯覚だということを。」その眼差しはかぎりなくやさしい。そう、彼女はストーカー、、、。

現代女性に読んでいただきたい全５編。「恋愛のハナシ」「許したい人」「逃れの町」「職場の花」「ラクな仕事したい」　／　1990年代くらいに主に主婦向けレディコミ誌に掲載された短編集です。

吸いよせられるように出逢い恋に落ちた女優・永遠（とわ）とフリーターのヒカル。ふたりの激しい愛の軌跡を繊細に、ときに大胆に描き出した表題作をはじめ、哲学少年との恋、手にひと目ボレをした浪人中の少女など、さまざまな角度からセンシティブに物語を綴る奥田桃子の一大抒情詩！

人生に負けそうな漫画家Kと中学生の息子・大仏、そして隣に住む不幸顔の犬・パグリのゆるくてシビアなショートコメディ全21話。ほのぼのした日常描写に終わらない、恋と冒険を盛り込んだ楽しいオールカラー作品です。

教師になる気などさらさらないのに親の強い勧めで教職と取った「あゆみ」は、ある日実習先の高校で、自由奔放な17才の少年・雄二郎と出会う。初対面の印象が最悪たっだのに、彼氏がいる身ながらあゆみは雄二郎にだんだんと惹かれて…？しかもあゆみの彼・柴は同じゼミの里華と付き合いだしたと言う噂を聞き…。　奥田桃子の、初巻頭カラー作品であり初100ページであり、1stコミックスついにKindle化！！　他にもカメラを愛してやまない19才ポジティブ少女の一大恋愛冒険譚と、奥田一押し飄々とした新婚夫婦の家に舞い込んできた１枚のトランクスを巡る物語を収録。　勇気づけられ、ほっこり出来る１冊です。

歌舞伎町の風俗嬢メグミが、ただ楽しむだけだったホストクラブ。 「この何でもある歌舞伎町に、たったひとつだけなかった店を作るの！」 女たちの極上ホスクラ作りが始まります！！女力、結集だ～！！

大正時代…凄腕の探偵がいた。その名も｢獅子王丸晶｣…彼が手がけて解決出来ない事件はない。…という感じでもないゆるいマンガです。

雪の夜、天涯孤独のチンピラ・藍が拾った目の見えない赤ん坊。藍はその姿に自分を重ね、赤ん坊を育てる決意をするが・・。 2001年講談社Kissバラエティ掲載の優しい優しい物語。

遊びよりも家事の方が落ちつくのんびり屋のななこは、妹にむりやり連れて行かれた合コンで人一倍暗いユキオにひかれ、つきあい始める。周囲が心配するほどスローな恋も、本人達は満足そうで、、、。風変わりカップル物語。

木戸次郎は、家が葬儀屋。高校まで霊柩車で乗りつけたことから、「死神」というあだ名がつく。そんな彼が、家業を継いで訪問したある家は、同窓生の上村詩織の家だった。父を亡くし感情の整理がつかない詩織は、木村と衝突するが、、、!?

どこにでもいそうな、あのOLさんの生活を四コマを通じてこっそりのぞいてみませんか？ 社内恋愛にエステ、家族や友人、合コンから痴漢まで、OLのリアルな生活を描いた日常四コママンガ。