1982年のデビュー作から掲載。 スクリーントーンはおろか、漫画原稿用紙もない田舎町の女子高生が自分の日常生活に限りなくせまってみました!
神崎宏武は「日本を征服する」という野望を持つ、チビでケンカっぱやい高校生。野球も、バスケも、バレーも、卓球も、全部長続きしなかったが、、、バドミントンで全国出場もしている安曇にコテンパンに負けて、練習を始める!
20歳のみちると40歳のゴロー。色とりどりの酒に酔い、恋に酔い…。 「1989年から講談社モーニング増刊で、ちょうど1冊分連載されました。夜の感じを出したくて、当時アナログではほとんどなかった、薄墨の使用を許してもらっています。 色々背伸びしながら拙いのが気恥ずかしいですが、お眼に触れたら幸いです。(有間しのぶ)」
大宇宙を航行中の旅客宇宙船を突如謎の海賊船が襲う、攻撃を受けた旅客宇宙船は完全に大破するも謎の生命体により奇跡的にムーアという一人の男が救われた。ムーアを救った生命体は生体宇宙船だった!?音速の超人ムーアと生体宇宙船パオロンとの冒険を壮大なスケールで描くスペースファンタジー傑作!
葵は、18歳の女子大生。両親を亡くし、今また兄の訃報に接する。兄には十歳、三歳、一歳の男の子がいた! 長男の創は、子供とは思えない手際の良さで弟達を世話するが、、、このまま同居するの? 葵と創の、不思議な関係が始まる。
中国の昔話。話し手のひいお爺さんは、明代から家に伝わる竹製の抱き枕を子供のころから愛用していたという。成長した彼は、ある日兄嫁や妾が水浴をしてるところをのぞき見て悶々としてしまう。侍女に相手にされなかった彼は、考えたあげく侍女に抱き枕を細工させて慰める道具としたのだった。そんな彼も妻をめとることになったのだが、不思議なことに抱き枕が意思を持ったように夫婦の仲を邪魔し始めた・・・。「竹夫人」のほか、中国の様々な民族の不思議な物語集。
講談社刊・マガジンZにて連載。1999年8月号から11号までの掲載分を収録。 虚飾と驕慢の神の国・グランシャーナ。この地に生れ落ちたひとりの男、ヴァルナス。 巨大な支配階級に孤独な闘いを挑む男の正体とは?
中国では、子供を授けてくれる女神の「送子娘娘」に願いを込める民間信仰があるそうです。その送子娘娘が悩んでおりました。貧しい農民の家では女の子が間引きされてしまうことを知り、自分がやっている子供を運ぶ仕事に何の意味があるのか分からなくなりました。そして行動に出るのですが…。表題作「風水譚」のほか5本の作品集です。
相原コージ「神の見えざる金玉」随筆漫画と称して文章と漫画を組み合わせた独特の形式で描かれたエッセイ・コミックの先駆けともいえる1980年代の作品の新装版。
捜査中に撃たれ殉職した父の仇討ちのため、とある麻薬組織を追い続ける女刑事「野浦凛」と超一級の敏腕刑事「芳賀吉樹」の男女相棒コンビが事件に挑む!港町を舞台に繰り広げられる爽快刑事アクション!
シェアハウスなんて言葉が流行する少し前。 まんがタイムファミリーで短期連載された、ほっこり4コマです。 ともだちで家族な3人、職業もばらばら。 だけど不思議な絆があるのです! 全5話
突如発生した未知の新種植物の毒素のため、わずか数日で住民の大半が死に絶えたゴーストタウン。だがそれは悪夢の序章に過ぎなかった、「新種の毒花」「新種の奇病」と環境が人類に次々と牙をむくパニックSFアクション!
師の下、魔術使としての修行をするリューの元に封印された森に迷い込んだアルベラの姫を助ける様に言われ…封印に纏わる過去の因縁が露わになる。世にファンタジーブームが広がる1990年以前、島田ひろかず先生がアマチュア時代~数種の雑誌コミックスを渡り歩いて描き綴った異世界物ファンタジーシリーズ。
のぞみは最近、不思議な感覚に悩んでいる。食べてもいない食べ物の味がしたり、ぶつけてもいないのに急にどこか痛くなったり・・・。誰かが、私の頭に感覚を流し込んでいる? テレパシーでつながった男女のラブコメ物語!
新米刑事・杉本タツヤが配属された「特捜科」はモデルガン集めが趣味の男装の班長やら、ニューハーフの美少女やらワケありの人たちが集められたトンデモ部署だった!? そんなメンバーとドッタンバッタン大騒ぎ! アクションコメディの傑作。
兵士は、何のために戦っているのか疑問を持ち始めた。目が覚めるとそこは別の戦場。そこで作戦を終えたら、また別の戦場へ送られる。自分は何者かに操られているだけではないか。そもそも自分は生きた人間なのだろうか…。画でも魅せる加藤雅基(唯登詩樹)のSF傑作短編集。
ある日、自分の名を呼ぶ声を聞いた葉月。気のせいであると最初は思った彼女であったが、謎の怪奇現象が彼女やその友人を次々と襲ってゆく……。彼女たちの過去に何があったのか? 本格ホラーミステリー作品、「憑依」をはじめとする全九作を収録。
舞台は後漢末の中国。世が乱れる中、戦禍で故郷を追われた少年・諸葛亮は、山中の秘村で謎の少女・恚(けい)と出遭う。やがて成長した諸葛亮は、恚が太古の呪術兵器としての力を秘めていることを知り、その力を封じようとするが… 三国志×呪術戦の異色歴史ファンタジー。 講談社「アフタヌーン」1999年11月号~2002年2月号連載。単行本は全4巻。
街の廃れた酒場に集まっていた三人の高校生。彼らは卒業後、十年後に再びその店に集まることを約束した。しかし、彼らの未来はテロの恐怖に覆われていた……。混乱する社会の中で偶然に再会した三人、そこに待ち受けている驚きのラスト、表題作「パーマネント・バケーション」を含む珠玉の短編集。
伝説のチューナーの娘、サキ。彼女にかかると、どんな車も速く改造されてしまう! 恋やオシャレよりも、「やっぱり私は車を改造(イジ)るのが一番サイコーかな?」と語るサキ。そんな彼女への新たな依頼は、、、コルサのターボチューン!?
「その女、ジルバ」で手塚治虫文化賞を受賞した有間しのぶ先生のデビュー作。デビュー雑誌はヤングマガジンだったんですね。しかも、2巻で「作者は女子高校を卒業して大学生になりましたが」とありますので、もしかしてデビュー当時は現役女子高校生だったのでしょうか!?驚きです。1982年から8年間に及ぶ長期連載だったそうですが、青年誌で女子校日常マンガなんて、当時のヤンマガ読者さんに受け入れられていたのか気になります。絵について少し触れますけど、大変失礼ながら絵はほとんどノートに描いたような絵でした…。(漫画原稿用紙でもない?)トーンも使われてないようで、落書きにしか見えないコマもありました(←ホント失礼!)でも、絵がどうこうより、漫画に描かれている人達が面白いんです。淡々と学校や周りの出来事を描いてるように見えて、実に多種多様な生徒たちが漫画に登場します。よくある思春期の一コマであっても、一人ひとりの内面に踏み込んで描かれています。だからギャグ漫画なのにどこか嘘っぽくなくて、その人の本音を感じるのです。このような人間への観察力・洞察力こそが、有間しのぶ先生の凄いところなのだなあと思いました。