おしみなくみどりふる
あらすじ
1944年、戦時まっただなかの日本。運命的出会いから、結婚を決めたさくらこ。夫となる昇(のぼる)は、「満州(まんしゅう)国」の国境警備隊の隊員でした。心優しき夫とふたり、「五族共和の理想の地」へと旅立つさくらこは、明日の幸福を疑いもしませんでした。1945年8月、ソ連軍の侵攻が始まるまでは……。「満州国」から日本への過酷な「引き揚げ」を描いた話題作!!
こるてぃじゃーなおねすた
あらすじ
ルネサンスを彩った、ある高級娼婦の悲しくも気高い人生――。15世紀イタリア、ルネサンス華やぐこの時代に、絶世の美貌(びぼう)と教養でインペリアと称えられた高級娼婦がいた。彼女はなぜ、娼婦として生きなければならなかったのか?そして彼女が最期に得た「自由」とは……?巨匠・庄司陽子が、その画業40周年を記念して渾身(こんしん)で描く、歴史ロマンの傑作!!
最近西洋絵画にハマってユーチューブで動画を見たり本を買ったりしています。そのなかで、裸婦画というのはその時代その次代の高級娼婦がモデルをしていたと知りどんな職業だったんだろうかと気になり「娼婦 テーマ 漫画」が調べたところ、まとめ記事で紹介されていたのがこの「コルティジャーナ・オネスタ」でした。
https://note.com/nao_msng/n/n2d79d8603f98
20年も教皇の元でコルティジャーナ(=娼婦。元は宮廷人という意味)を務めていたのに、子ができたことで部下の男に払い下げられたフローラとその娘・ルクレツィアの物語。
なんとあのラファエロも登場します。
愛する義理の兄と、2人の間にできた娘と切り離され、一流のコルティジャーナとして生きていくことになったルクレツィア。
キージ司祭という「スケベ親父界のぐう聖」とでもいうべき、良識的な親父に娼婦としての手練手管を仕込まれ、乞食にまでその体で愛を与え人々から「聖母」と呼ばれるまでになる。
成功を収めたように見えたルクレツィアですが、死の間際になってそんな聖母の本音が吹き出すところが良かったです。
名無し
でぐちのないうみ
あらすじ
人間魚雷「回天(かいてん)」。それは、発射と同時に“死”を約束する、「最後の特攻兵器」である――。太平洋戦争末期、それでもあざやかに燃える“戦時の青春”を描く、感動ストーリー!!甲子園優勝投手でありながら、大学野球をあきらめた悲運の青年・並木浩二(なみき・こうじ)。恋人との“果てなき想い”を信じつつ、それでも「回天」搭乗を志願した理由とは……!?ほか、酒蔵を舞台に戦時下の純愛を描いた「愛していると告(い)ってくれ」も同時収録。